昨日のミュージカルのはなしの続きです
「白雪姫」のお妃は、自分の恨みや妬みで心が屈折し、素直な自分を出せなくなり、魔術を生みだしました
しかし、人への恨みでなぜそこまで・・・
確かにその通りです。
もし、お妃がお城の住人ではなかったら、王妃でなかったら、もし腹心の友と出会えていたら、
そんな魔術を生みだすほどにはならなかったでしょう
お妃はいつも、閉鎖された場所にいました。
ディズニーランドのシンデレラ城のモデルとなったのは、ドイツのノインバインシュタイン城です
(私の師匠の話しによると)外から見るときれいなこのお城、中も岩がゴロゴロとした造りらしく、
すごく閉鎖された雰囲気。
ここに住んでいた主は、目の前の湖に飛び込み自殺をされたそうです。
生命そのものは絶えず、揺れ動いています
カエルの赤ちゃんはたまごの中で、勾玉型で絶えず動いています。
人間も羊水の中で浮遊しています。
生命は絶えず揺れ動くことで、バランスを保っています。
だから心も変化を求めるし、揺れることが保証されることが大切です。
人の話しをきいて意見が変わったり、人生を変化させようとしたり…どれも大事です。
でも、お妃は変わることが許されなかったのです
立場も住まいも、その心すらも。
お妃は変化できなくて、心が動かせなくなって、ひねくれていったんでしょうね。
人の心にも体にも、たえず風が吹き抜けるような、抜け感が大切ですね
子どもギュッとねプロジェクト・・・
子ども同士の気持ちは、年々ゆとりがなくなっているなあと感じます。
まさに触れ合いの不足なのでしょう。
ギュッとするだけで、子どもの情緒は劇的に変化します。
それは甘やかすことではありません。心を温めることです