子どもの遊び。「命令ごっこ」とは・・・ | こどもの心はミュージカル!

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こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

最近、学童の低学年の子どもたちの間で、はやっている遊びがあります。

それはなんと、「命令ごっこ」。

外遊びの時にする遊びです公園


命令役の子が、ジャングルジムの上に陣取ります。

命令されたい子は、列を作り、指示を待ちます。

命令役が、「ブランコにタッチしてきてブランコ」 「滑り台を5回してきてすべりだい

「鉄棒で逆上がり3回。できなかったら、前回りでもいい鉄棒」 など、命令します。

命令を受けたら、指示どおりに動き、できたら、また戻ってきて列に加わります。


初日に5人ほどだったのが、2回目の昨日には15人ほどに膨れ上がっていました。

そして、一生懸命、命令に従い、次の指示を楽しみにしているんです。


驚きました驚き顔ビクッ!

命令する子は、後半で少しは交代したものの、ほぼ、同じ子がしています。

口調も・・・正直、偉そうでした。

でも、命令される子は、それがいいようでした。


「子どもは遊びの天才きらきら!!」と言います。

アイディアが次々浮かんで、どんどん興味が膨らんでいく。

その中で創造性が豊かになり、創意工夫するという感性が養われます。


でも、この「命令ごっこ」は、ある種、今の子どもたち、ひいては社会の縮図だと感じました。

(モチロン、何気ない遊びなので、悪いとかダメということではありません。

 それも、創意工夫の一端なのでしょうが…)


それは、ほとんど子(人)が、命令されたがっている、ということです。

自分で考え出すより、相手に与えてもらう方が、ずっとラクチンです。

相手の指示どおりに動き、時間を使っていけば、あっという間に時間は過ぎますめざまし

そしして、自分が考えるより、楽しい場合もあるわけです。


私は自分で考えて、研究して、やってみて、失敗してと、自力でやるのが昔から好きです。

ですから、みんなと強調するのが難しいこともしばしばです。

ただ、黙って従うことが苦手だからです苦笑い

だからこそ、今みたいな人生を選択したとも言えますうっ‥うーん


でも中には、命令される方が好き、という人もいるのですね。

だとしたら、リーダーとなっていく、前に立つ人間のありかたが、ますます重要と言えますよね。

そんな社会的なリードを担う人たちが、本当に相手を思える人だといいのにと、思えてなりません。

私はその意味でも、ボディートークの暖かさを大切にする感性を、

教育講演などで伝えていきたいと、思いを新たにしました畑