今日は、大阪府高槻市のとある小学校に、ミュージカルの指導に行ってきました
そこの学校はへき地にあり、少人数なのであうんの呼吸で会話が通じてしまう。
中学以降に苦労する子が多いので、自己表現力を高めたいと、かれこれ9年前に私を呼んでくださったのです
最初は表現をちょっと体験してもらうつもりが、子どもにも先生たちにも火がつき、ミュージカルをすることに!
一回目が涙涙の大成功で、翌年からは恒例行事になっていき、気がつけば9年です
とはいえ、公立の小学校では、何年かのサイクルで先生たちが入れ替わります。
気がつけば、その小学校の一番の古株が私になっていました
先生や校長先生、教頭先生が変わっても、ミュージカルは続いているなんて、本当にありがたい話です
今日はこどもとの初顔合わせ
ドキドキ・ワクワク体育館に入りましたが、こども達はミュージカルの時間を楽しみにしてくれていて、
すんなり受け入れてもらえました。
こどもたちに「ミュージカルとは息の芸術だ」ということ、
このミュージカルでは「本来の自分を出すことを目指している」という話をしてから、ウォーミングアップをしました。
体の内を揺すり、声を出すという、ボディートーク独特の運動にも、なじんだ子がほとんどで、違和感はなく、
新しく赴任してきた数人の先生が、子どもに教えてもらう光景がありました
その様子に体ほぐしにもトライ!
小学生同士だと、つい乱暴にする子が続出しがちな体ほぐしも、いたっておだやか
あちこちで「気持ちいい!」と、声が上がりました。
そういう心と体で即興したり、振り付けしたりするのは楽しいことです
今日は、今年の演目、「オズの魔法使い」の中で、
マンチキンがドロシーを歓迎して踊る踊りのアイディアを、グループ即興をして、グループごとに出し合いました。
今年始まって以来、初めての即興や振り付けにもかかわらず、
子どもたちは去年まで積み上げた表現力と、創造力を、存分に発揮していたのには驚きでした
以前、その学校の教頭先生が、
「ボディートークのミュージカルをすると、子どもは心と体と頭をいっぺんに使うから、
その後で算数をやると理解が早まるし、国語をすると感性が豊かになって、読解力が高まる」
と、教えてくださいました
ミュージカルも長く続けると、その空間の中でしっかり文化となって息づく・・・嬉しい一日でした