夏休みが終わりました
まだまだ暑い日が続いていますが、ほとんどの公立小学校では、クーラーのない中がんばっているんだから、
子どもにも先生にも頭が下がります
ところで夏休みの宿題は、みんな自分でやったでしょうか?
私は母親がそのあたりは厳しく、7月に終わらないと遊びに連れて行ってもらえず、
しかもいっさいの手伝いなしでした
工作の苦手な私は、自由工作で不細工な作品が、新学期に後ろの棚に並ぶのを恥ずかしく思い、
素敵なキットを使ったり、親に手伝ってもらっていそうな、美しいのを見るとうらやましく思ったものでした
でも大人になって、あの時、不細工でも自分でやる大切さを教えてくれた母に感謝しています。
なぜなら、その時さぼったこと、乗り越えられなかったことは、いつかは必ず自分のもとに帰ってくることを
知ったからです
中学の技術家庭の木材加工は苦手で、いい加減にやってばかり。
そしたら大人になって ミュージカルの大道具ために、木を切り、組み立て、ばらしての繰り返し。
しかもすばやくしなくてはいけません
瀕死の努力で、できるようになりました
苦手で避けていた人間関係の調和も、
大人になって何度でも、
やりのこした宿題のようにめぐってきます。
山本純子さんという詩人の詩集「あまのがわ」の
「よのなか」という詩は、まさにそのことを書いています。
「しゅくだいはいつかはじぶんでやるように
よのなかはできているらしい」
まさに実感を持って胸にしみます
昨日のケイ君(仮名)の作品は
≪タコ星人≫だそうです
この日曜日に、外人の親子数名相手の講演をすることになっています。
昔、オーストラリアの保育園に、ボディートークを伝えたくて留学したのに、
語学が伴わず、気持がめげて、何もできなかったのを思い出します
これはきっと、あのときのやり残した宿題です