ごっこ遊びが創造力の原点?! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

学童保育で子どもといると、時折、大人ではおよそ、発想できないような、素晴らしい創造力と出会えます四つ葉

特におもしろいのは、低学年の「ごっこ遊び」です。

男の子なら戦い系、女の子ならおままごと系ですが、

それぞれに何もないところから、何かを何かに見立てたり、自分たちのルールを作ったり、

自分のイメージを他と共有し、

そこから参加者全員の創造力で膨らませていくのですから、とっても高度なことをしていますなっ・・・なんと!

イメージをたっぷり持ち、ワクワクして、「やってみよう!」という内からくる動き(内動)によって、

発展しているわけですハート


こないだ、一年生二人のごっこ遊びに、さりげなく混ざってみました。

ブロックの入れ物に棒を突っ込んで、ケン君(仮名)がグルグルかき混ぜています。

「何を作ってるの?」と聞くと、「怪獣スープ!!」ニンマリ答えますきゃハートぃっぱぃ

「ほら、おいしいにおいがしてきた!」と、近くにいたリナちゃん(仮名)が入ってきました。

「へえ!おいしそうだね~」私もイメージを共有します。

「もうすぐできるから待っててね」と言われたので、素直に待っていると、

「お皿の準備をしなくっちゃ!」と、リナちゃんが忙しく動き出します。

そして、どこからか空き缶を三つ持ってきましたキラキラ☆


「さあ、食べよう!」ケン君の一言で、食事の開始パスタ

「いただきます!!」も、普段はなかなか言わないのに、遊びの中だと忘れません苦笑

食べていると・・・突然、ケン君「ウッッッ・・・」とうめきだしました。

「なにごと?!」「産まれる…」「?」

すると、リナちゃんも「ウッッッ・・・」。

「なにが???」

すると「ポコ!!」「ポコッ!!」二人揃って卵を産みました。

「怪獣スープを食べると、卵が産まれるの!!」「よし、たまご焼きにしよう目玉焼きハート

「ほら、早く産んで!!」私も促されるままに、たまごを産んで目玉焼きにして食べましたうまー!


まだまだ遊びは続くのですが…このイメージが途切れず、常識に縛られず、次々発想していく力は、

きっと人生の困難に出会ったときに、発揮されるでしょうはれ


大人になってのごっこ遊びも、創造力を発揮し、感性を磨くのにとてもいいですが、

少し高度にして、声の『キャッチボール』をしてみませんか?

二人で向かい合い、声と動きでキャッチボールをします。

簡単に「ホイッ」くらいの声から始めて、だんだん「グシュッ」「トプ~ン」など、

イメージと動きも豊かにしていきます。

慣れたら、どちらともなくやり合います。それはまるで、モダンダンスのようにも見えてきます。

最初は気恥ずかしいかもしれませんが、日常のしこりを取り払うボディートークをしてからすると、

だんだん没頭し、夢中になってきます。(体をほぐしてないと、アイディアがでにくいです・・・汗


ボディートークを共に学んだ男の子二人組は、『声のキャッチボール』を始めると、

いつまでもやり続けるような創造力と、表現力を、やりながらにしてしっかり培っていました音符

それぞれに30歳を超えた今、一人は家を継いで社長になり、次々と新しい事業を展開していますし、

もう一人は、マッサージを中心(有国家資格者です)に、お年寄りがよりしなやかに動き、

楽しく長生きできるよう、日々、創意工夫を凝らした体ほぐしをしています。

私も、その仲間の一人として、創造力と表現力を発揮していきたいですニコHAPPY