今日は嬉しいことがありました
高校生の息子を持つ主婦の方と、最近お友達になり、ときどき、息子さんのはなしをきかせてくれます。
とても芯の強い子らしく、子どもの時から納得できないとすすめなかったとか。
中学では勉強とクラブの両立に疑問を感じ、クラブ一本に絞ってがんばり、
高校にもスポーツ推薦で入ったそうです
それなのに、あるとき、「クラブに行かない」と言い出しました。
どうもクラブの先生とあわなかったらしいのですが、
おそらく一番の理由は、突っ走ってきて、自分が何をしたいのかわからなくなったのでしょう。
お母さんはずいぶん悩んでいました。
子どもには頑張ってほしい。頑張る姿を見ていたい。
でも、今、子どもは悩んでいる。親としてどうしたらいいなか・・・。ずいぶん切ない表情で悩んでいました。
もし、あなたが母親なら、あるいは知り合いなら、そんな息子に、どう接するでしょう?
スケートの高橋大輔選手は、膝を痛めた時、あまりにリハビリがきつくて一度、逃げ出したそうです
それを脳の科学者は、彼のスケート力を高めた大きな要因になったと解説していました。
同じことを辛いのに繰り返していると、体も心もその状況に慣れてしまい、成長が止まってしまうそうです。
(確かそんなような言葉で話していました。ちょっと不確かな情報です)
で、一度、そこを飛び出したことで、脳がリセットされて、新たに活力がわいてくるとか。
だから、時には、問題を回避することも重要だと、話されていました。
その息子さんの場合も、私は話を聞きながら、悩んでいる、苦しんでいる自分を、暖かく見守ってくれたら、
きっと元気になるだろうと思えました。
うつや引きこもり、不登校の子たちもそうですが、本人の心は混乱して、体も固くなってしまっています。
その心や体の鍵を解くのは、ほかでもない、心にしみる暖かさです。
私は「ボディートークの体ほぐし・心ほぐし」で、心身ともにほぐすことがお勧めですが、
それをしらなくても、暖かな息に包まれると、だんだん心はほぐれてきます。
私たちのみゅーじかるにも、そういう子たちは、よくやってきますが、みんな暖かさの中で元気になっています。
その方にも、「その子にとってはお母さんが笑顔でいてくれることが救いだから、
どうかあたたかく、待っていたらどうでしょう?きっと大丈夫ですよ!だって、あなたの生んで育てた子だもの」
と、話していました。
すると、他人に「大丈夫」と言ってもらったことで、その方も元気になったようでした。
すると、今日、その方が、「息子、クラブに復帰したの!!とっても楽しそうだった!!」と、教えてもらいました。
私は嬉しくて、一緒にその話を喜びました。
でも、今も思っています。
母親が子どもを愛していたら、そのあたたかさが伝わりさえすれば、きっと、誰でも、大丈夫です