大きな声で呼んでいる光景を目にしました。
ずいぶんはりきって、大きな声を出すことが気持ちいいと
いうように、何度も何度も呼んでいます
そういえば最近、こういう光景を見なくなりました。
こどもの大きな声が響き渡ることが、いろんなところから、
消えつつあります。
これは大変なことです
ご存知ですか?
最近の子どもは、転んだ時、とっさに手が出ず、
顔面から転んでしまうのです。
その大きな原因は、転ぶ時に声が出ないことだそうです。
私たち人間の大脳は、私たちの行動の指令を出し、コントロールしています。
それが、転ぶときに「わっ」と声を思わず上げることで、
大脳のコントロールが一瞬外れ、全身がサッと身を守るように
対応するのだとか・・・。
だから、転んだとき、声が出ないと、手も出なくて、怪我も大きくなるらしいのです
確かに、保育園や幼稚園に長いこと指導に行っていますが、
年々、こどもの声はでにくくなり、怪我も大きくなっているように思えます。
昔なら、広いところで、子どもはどれだけでも声が出せたのにね
今は大きい声をだしちゃいけない時が多すぎますよね。
だからこそ、積極的に声を出していると、自然に声の道がついてきて、必要な時にも、声が出やすくなります。
でも、無理に大声を出させるんではなくて、自然な声が大切です。