あっという間に今週で学年末を迎えます。今年もまた新たに学ぶことがありました。その中の一つは、ベイリー博士(Dr. Becky Bailey)の「Conscious Discipline」。

 

Conscious Discipline is an emotional interilligence program to help adults and children respond from the higher centers of the brain instead react from the lower centers of the brain to a conflict in life situations.

Dr. Becky Bailey

 

 

「Conscious Discipline」で学んだことは:

  1. 相手を変えようとするのではなく、自分を変えることによって、相手の反応を変えること。
  2. ルールやコンシークエンス(...をした結果)ではなく、お互いの関わり(Relationship)を、問題解決の原動力とすること。
  3. コンフリクト(衝突や対立)は避けるものではなく、学びの機会として子供たちに自分の感情を制御する手段を教えること。
では子供さんが癇癪を起こしたときに、Conscious Disciplineではどのように対応するのでしょうか(以下、ウェブサイトから抜粋)
  1. 冷静さを保つこと。自分が感情的になったり動揺したりすると、それは火に油を注ぐだけ。深呼吸など心を落ち着けるテクニックを使って落ち着きます。
  2. 子供さんにして欲しいことに焦点を当てること。「癇癪」に関して言えば、子供さんに求める行動は「穏やか」です。「穏やか」に焦点を当て、まず自分自身がその模範を示すこと。例えばお店で子供さんがお菓子を欲しがって「買って」と言いますが、あなたは「いいえ」と答えます。子供さんは床に崩れ落ち、泣き喚き始めました。恥ずかしいと思いますし、途方に暮れるとも思いますが、まず、深呼吸を3回して、自分のストレス反応を落ち着けましょう。そして「私は安全だ」と断言し、「できる」と言い聞かせましょう。
  3. あなたの心が落ち着いたら、子供さんを励ましましょう。子供さんと同じ目の高さになって、こう言います。「一緒に深呼吸しましょう。大丈夫よ」と。子供さんを腕にだき、一緒に深呼吸をします。子供さんの体が落ち着いたら、「ほら、落ち着いてきたよ」と行ってください。
  4. そのあと、選択肢があることを伝えます。「ショッピングカートに座って、私の手首を触るか、ショッピングカートに座って、(持ってきた)トラックを持つか、どちらがいい?」と(どちらの選択もショッピングカートに乗ることに注目)。そして落ち着いて選べたら、「やったね!」と一緒に成功を祝いましょう。
プリスクールでは、心を落ち着ける方法として、ヨガの呼吸法などを積極的に教えていきました。落ち着ける手段を知っているのと知っていないのとは大違いです。一年後の子供たちを見ると、その効果が目に見えてわかって嬉しいものです。