発達障害とクレプトマニア | かんまのブログ

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クレプトマニアを知っていますか?

 

 

 

クレプトマニアとは、いわゆる盗み癖のことです。

私がこの記事で言いたいことは、もし子供が人のものを盗む癖がある、または盗んでいたなら「発達障害を疑って欲しい」ということです。

 

 

私は幼稚園から小学4年生までこの盗み癖がありました。小学5年生のときから約10年間、盗みをしたことを反省しながら(発達障害未診断のために)クレプトマニアだった理由が分からず、貴重な10代を自責と鬱症状のなかで過ごすことになり、大変辛い思いをしました。

 

 

今後私のような、訳も分からずに盗み癖のある、それで苦しんでいる人がでないよう、私自身の経験を綴っています。

参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

発達障害の人が物を盗む理由はいくつかありますが、私は主に盗む対象は手に入れられないものや、学校の忘れ物を誤魔化すため、個人的な恨みや羨ましさなどのちょっとした意地悪のつもりでした。

 

 

欲しいものが見つかると、どうしても手に入れたい衝動(ADHDの衝動性)に駆られて後先考えずに人目をぬすんで盗ります。実際に盗み癖を止めるまでは、まともに人と話した覚えがない(友達がいなかった)ので、大切なもの、失うものもなかったのだと思います。反対に言えば、トラブルがあっても人とコミュニケーションで解決することや方法が分からなかったのでしょう。(これは大きな欠陥だと思います)

 

 

ネットを引用しますと

対人コミュニケーションの困難、限定された興味・行動、反復行動等によるものが原因だということです。

 

 

 

 

私は自分がクレプトマニアだと気づくまで、誰かにばれることなく過ごしていました。(ばれそうになったら嘘ついて誤魔化していた。)なので、誰かに叱られたわけではなく、小学4年生でようやく楽しいと思える友達ができたこともあって、心が満たされたのか、それがきっかけとなり親に告白、盗みをやめることになりました。

 

 

 

 

 

 

 

盗みを告白した後、私は極端に泣き虫になり、心配性になりました。そんなあまりにも情緒不安定な私をみて母は「そんなに泣くんだったら精神科連れていくからね!」と脅しのように私を叱っていました。今思えば、そこで親が本当に精神科に連れて行ってくれたら、ここまで人生につまずいたりトラウマになることはなかったと思います。当時小学生だった私にとって、精神科に行きたいという選択ができるはずもありませんでしたが。

 

 

 

そこから約10年間、私は根本的な人間関係の構築やトラブルの解決方法、怒りのぶつけ方(以前は物を盗むことで解消していた)を知らないまま、心のケアもされないまま、自分の行いを信じられなくなり、強迫性障害(同じ行動を繰り返して何度も確認する衝動)が高校卒業くらいまで続きました。

 

 

毎日、クレプトマニアのような犯罪を二度としないように、ミスすれば「地獄へ落ちる」と自分に言い聞かせ、ミスすれば呪文を10回唱えなければならない(「神様許してください。このようなミスは二度としません。天国へ行けますように」)や物を置いたり持ったりを繰り返したりなどの決まりを作って10分繰り返すなどしていました。これは高校2年生くらいまでしていました。

 

 

 

本当に路頭に迷った気持ち、自業自得ながら地獄の青春時代のようです。

 

 

 

 

 

無理やりにでも病院連れて行ってほしかったです。

だから、もしこの記事を読んで、このような物を盗む子供がいても、無理くり叱らないでください。

 

できれば(むしろ必ず)精神科に通うなどした方が良いと思います。

小児科専門医の精神科にいくなりして、専門家の指導に従っていけば、なにかしら発達障害でなくともクレプトマニアである理由はわかるはずです。病院に行くことはぜんぜん人生の汚点じゃないし、あなたの育て方が間違っているわけではありません。

むしろ、盗み癖があるとわかった子をそのまま放置している方が良くないです。

 

 

 

よろしくお願いします

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。