西新宿整形外科クリニックです
毎日多くのお問い合わせをいただき、またカウンセリングにいらしていただきありがとうございます
本クリニックの主な治療内容
1)脚延長手術
2)小児成長ホルモン治療
3)O脚矯正手術
4)切らない椎間板ヘルニアレーザー治療
5)骨・関節・靱帯・腱損傷(変形性関節症、離断性骨軟骨炎、骨壊死、腱炎・靱帯損傷など)に対するPRP治療
上記治療にご興味のある方、治療をご検討されている方は以下のHPよりご確認ください



さて、昨日に引き続き膝のスポーツ障害について疾患別にお話してまいります
今日は鵞足炎についてお話していきます
5。鵞足炎

鵞足(がそく)とは膝の内側にある屈筋(膝を曲げる筋肉)群が脛骨(けいこつ)というすねの骨にくっつく部分に起こる炎症です。
この鵞足は縫工筋・半腱様筋・薄筋という腱成分の強い筋肉です。

そもそもなんで鵞足(がそく)というかは、上の図の様に3本の筋腱が骨に付着する部分が鵞鳥(がちょう)の足に似ていることから付けられた名前です。
この部位は変形性膝関節症に見られる痛みの部位と一致しますが、ランニング動作の多い方にしばしば痛みが生じます。
鵞足炎は半腱様筋腱と薄筋腱が痛みの原因になると言われておりますが、腱自体の炎症ははっきりしないことが多く、多くはその周囲の滑液包の炎症や、ガングリオン(ゼリー状の液体が貯まった袋)や外骨腫(余分な骨の飛び出し)が原因となっていることがあります。
また、鵞足炎は良く脛骨顆部の疲労骨折と誤診される事があります!
鵞足炎の疑いでも、必要に応じて十分な検査が必要です!!
この点にご注意ください
(補足)脛骨顆部疲労骨折
痛みの部位は鵞足炎と一緒です。痛みの発生機序もスポーツで起こります。
特に、シーズンの開始時期や大会前で運動量が増えると、この部位に傷みが発生します。また、この疲労骨折が起こりやすい原因として、脚がX脚であることもあり、十分な診察が必要です。
これは骨折ですが、初期はレントゲンでは全く分からないことがあります。
しかしMRIでは、、

結構痛んでいるのですね。。
こんな状態では無理はさせられません
しかも、学童においては骨端線(脚の伸びる・成長する場所)の部分での骨折です。この骨端線を痛めると今後の脚の成長に大きく影響します。
診察する側(医師)には診察する患者様に対して大きな責任が伴います。
このような、鵞足炎の診断には的確に鑑別して、診断しなければなりません。
診断して、鵞足炎ならばPRP治療がは非常に有効です!
どちらかで治療を受けたが効果が無く、痛みが続いて困っている方!
適切に診断して、適切な治療を行います。
西新宿整形外科クリニックにご連絡ください!


