西新宿整形外科クリニックの歩み Day9:スポーツ障害に対するPRP治療③ | 子供の低身長改善チャレンジプログラム

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子供の身長はサプリでは伸びない!わかっているけど買ってしまう。今は治療できる時代。でも治療だけでもダメなのです。多くの方々と情報共有・情報発信して子供の低身長改善にチャレンジ!

おはようございます

西新宿整形外科クリニックです

本日から、以下の治療を中心に頑張って行きます
多くの方のご来院をお待ち申し上げます


本クリニックの主な治療内容
1)脚延長手術
2)小児成長ホルモン治療
3)O脚矯正手術
4)切らない椎間板ヘルニアレーザー治療
5)骨・関節・靱帯・腱損傷(変形性関節症、離断性骨軟骨炎、骨壊死、腱炎・靱帯損傷など)に対するPRP治療


昨日はスポーツ障害に関する総論をお話しました
本日から、その1つ1つについて解説してまいります

本日は脊椎障害の中の頸椎(首のほね)についてお話します

脊髄損傷って聞いたことはありますか?

脊髄損傷①

背骨になんらかの外力が加わり、神経(脊髄)が圧迫されて神経的な傷害が起こります。

この発生頻度は  40.2人/100万人 (1990~1992年)
受傷原因は
①交通事故 43.7$
②転落 28.9%
③転倒 12.9%
④ものによる打撃 5.5%
⑤スポーツ 5.4%
⑥自殺企図 1.7%

で、スポーツによる脊髄損傷は5番目に多いのです

さらにスポーツによる脊髄損傷例は
脊髄損傷発生率 1.95人/100万人
男性:女性 = 9 : 1

受傷原因は
水中への飛び込み事故:21.6%
スキー: 12.7%
サッカー: 12.7%
Sky sports: 7.0%
柔道: 6.8%
体操: 6.6%

皆さん水泳は安全なスポーツと考えると思います。
しかし、脊椎のスポーツ障害を考えた場合、
水泳の飛び込みは危険です!

飛び込み

この骨折は Tear drop feacture(涙のしずくのような骨折)を起こすことが言われています

tear drop

飛び込んで、水底で頭を強打し、首が圧迫され過剰に伸展し(伸展:空を見上げる様な姿勢)骨折します。この時、同時に脊髄が痛みます

子供は正しい飛び込み方を知らない場合があります。
もの場合が非常に危険です

その他の危険要因として
1)飛び込む方の要因
・ 大きな体型
・ 飲酒
・ 不注意
・ 無謀な好意
2)飛び込む方法の要因
・ 蹴り出しの弱さ
・ 大きな飛び出し角度
・ 空中での体幹・四肢が伸びていない
・ 入水地点が近く入水角度が大きい
・ 入水後の身体の反り、手首の返し
3)プールの構造の要因
・ 浅い
・ 高いスタート台

このように、個人の要因とプールの構造の問題があります
お子様をお持ちのご両親は、プールで遊ぶときは十分注意をしてあげてください

あと、このタックルどう思いますか??

タックル

スピアリングタックルと言います
最も危険なタックルです
アメリカの最高峰NFLの筋肉むきむきの選手が一瞬で倒れます

原理は、水泳の飛び込みと一緒でtera drop fractureが起こります

このように、首の障害は非常に重症になることが多いです。

首を痛めた場合は、即救急指定病院へ行くことが重要です。

これらの障害に対してPRPは全く無効です。

次回は、腰の骨(腰椎)のスポーツ障害についてお話します。