「LXU-OT2」の修理に関する備忘録 その1 ※PCM2704交換/可変抵抗 | tobilishi721のブログ

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ヘッドフォンアンプ付 USB-DAC「LXU-OT2」の修理について記述いたします。

 

この記事の対象は以下の2台です。

 

A: 旧「ガリが出ていた個体」→PCM2704交換

 

 ノートPCが何かの拍子でこの個体のことを一切認識しなくなりました。静電気か何かでしょうか? 多分PCM2704自体がおかしくなったのではないかと思います。

 PCM2704が年末セールで出ていたので後日修理してみたいと考えています。PCM2704Cに切り替わっているためか、従来版がセールのようです。PCM2704CはWindowsで使用する際のボリュームコントロールの仕様が変わっている模様。いきなり大音量にならんのは魅力だねぇ。


 他にも突然認識しなくなった個体があるので今回うまく

 いけば横展開していきます。(常にダメもとの作業)

 

: ②デスクトップPCの5インチベイに入れていた

           Line出力専用機 →ボリューム箇所の復旧

 

 ボリュームを外し損ねて基板を傷めていた個体です。焼いたり剥がしたりして損傷させたパターンを復旧させる方法がなんとなくわかったので修理を試みました。(ネットから得た知識でしかない)

 

 

Aは融点が低めのはんだ待ちであるため、後日の対応。

 

まずはBの修理について。

 

他のOT2で練習をしたのですが、細い撚線でやっていたのでうまくいきませんでした。ネットで紹介されていたように単線でやったらうまくいきそうです。

そういえば水晶発振器の時は単線だったような。間隔があいて勘がやや鈍っている感じ。

 

2連ボリュームの穴は6個。

右側にLED、イヤホンミニジャックがある向きで基板を置いた

として

 

 ①②③

 ④⑤⑥

 

とすると、接続は恐らく

 

① 表面 C14 の左側につながっている 

 表面 ④とつながっている

   裏面 裏面から表のC28,R26につながる裏面のパターンへ

② 裏面 C21のマイナスとつながっている

③ 表面 C14 の右側につながっている

表面 ①とつながっている

⑤ 裏面 C16のマイナスとつながっている

⑥ 表面 R7 の左側につながっている

 

といった感じ。違っていたらすみません。

 

さて、このうち②④⑥が焼けるなどして損傷している。

 

は半田のヤニで汚れているだけの可能性もあるので後回し。

裏面の配線がわかりやすいところなので断線だったとしても対応できそうかな、と。

 

はボリュームの足からR7へ単線で結線。

引っ張って断線しないように基板をとおしたいが、

ボリュームの右側(R39の上辺り)は穴あけが難しそうなので

遠回りだが左側を通すことに。

 

一旦、この状態でボリュームをはんだ付けしてから試聴。

おお、音が出たが片側がおかしい。ノイズも多い。

音量が絞れていない。

 

 

そうだ。

上記赤字の①の結線を忘れている。

リード線で裏面にてジャンパすると、

 

機能した。(復活)

 

ということはは汚れていただけかな。

 

早速、実質初期のままにしていたヘッドホン関連の

抵抗(R8,R10)やらコンデンサ(C16,C45,C21,C32)を交換。

LEDはPC配線用に長くしていたので短いものに交換。

オペアンプはLME49860MAXにしてみた。

 

ただ今、ヘッドホンアンプ(イヤホンだけど)として試聴しながらこのブログを作成中。電圧は12V→16V化していたが、抵抗を変えて19V程度にしてみた。

 

永らくデスクトップPCで使っていたが、ボリュームが復活したのでもう一台のLine出力専用機と入れ替えようか。

 

100均ケースに入れる

 

さて、Bをケースに入れることにした。

収納する際はセリアのスライスチーズケースに入れていたが、使う際はむき出しであるため。

 

例のごとくセリアで物色。フタつきケースのCubeという容器であればサイズ的に入りそうか。本来カードケース用途?

修理記事その4の1枚目のケースよりも背は低くてよい感じ。

コンデンサーを他の個体(5インチベイに入った個体など)とやりくりしてして構成は最終的にこうなった。

 

前後に余裕がある。今回は前側に合わせ、RCAを延長した。

USBは無理に延長せず、ケーブルを中に引き入れる形に。

裏面に移動させていたLEDは従来より4mmぐらい延長し、フロントから顔を出す程度に調整。

 

正面から:下はES-OT4

 

蓋を開け閉めできるのでオペアンプの交換などには便利。

基板には絶縁シートっぽいものを敷き、5mmの足をつけて若干浮かせている。ツマミ位置が低いが、C4の背が高いので仕方がないか。分解しやすいので掃除も簡単そう。

※ 100均ケースに入れる の項は2023/4追記

 

 

 

PCM2704交換に挑む

ということで、後日になった。

低温で融解するはんだが来たため、Aの修理に挑んでみた。

修理前にPCに挿してみたが、やはり認識できないデバイス扱い。

まず周辺のコンデンサとインダクタを取り外し、作業スペースを確保。

 

そして、PCM2704を撤去した。

 

 

掃除したらもうちょっときれいになるかな。

そして、貼り換え。

 

PCM2704という白文字のプリントが明確になった。

オリジナルのは印字が薄いよな。

 

では、コンデンサやインダクタを元に戻してみよう。

 

交換後、ひとまずPCで認識。LEDが点灯したぜ。

 

ヘッドホンの音も出ました。 やったー!!

 

... 復活したから、あとでUSBを金メッキに変えるかな。

 

他の個体で同じ症状のがあったような気がするので漁ってみよう。基板を捨ててはいないはず。水晶発信子がないかもだが。

 

なんかの拍子にOT2を認識しなくなって文鎮化したときは試してみた方がよいかも。

 

PCM2704の価格とのバランスを考える必要があるが。

 

PCM2704がおかしくなったのはもう1~2台あるので

別掲の記事 その2で記述する。