大きい耳は可愛いだけじゃない!ウサギの生態! | アラフェネ動物記

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こんにちは、アラフェネです。

今回は、<ウサギ>の記事になります。

 

大きな特徴的な耳と丸くふんわりとした見た目の小型草食動物であり、

その可愛らしい見た目から、愛玩動物として非常に高い人気を誇っています。

 

ふれあい動物園などでは必ずと言っていいほど、飼育されている動物で、皆さんも一度は

触れ合ったことがあるのかもしれません。

 

また、数々の童話やアニメ、歴史的文献など多くの部分からも兎の名前が出てくるほどなので、

私たち日本人にとっても非常になじみ深い動物です。

 

そんなウサギですが、どういった動物なのか、分類、生息地、形態、生態などを見ていきたいと思います。

 

 

  分類

 

 

まずは、分類です。

 

一般的にウサギと呼ばれるものは<哺乳綱ウサギ目ウサギ科>に分類される

動物で、ネズミ科の大半が属するげっ歯目ではありません。

ウサギ目は、<兎形目(とけいもく)>、<重歯目>、<重歯類>とも分類上、呼ばれることもありますが、<げっ歯目>とは別の分類になっています。

 

他にウサギ目は基本的に<ウサギ科>が大半を占めており、他に<ナキウサギ科>に

分類される、<エザナキウサギ>が有名です。

以前は、<サルディーニャウサギ科>などがありましたが、現在では絶滅したとされています。

 

 

ウサギは愛玩動物として、様々な品種が作られており、イベリア半島アフリカ北西のアナウサギを原種とした、<ネザーランド・ドワーフ>、<ローランド・ホップ>、<ミニレッキス>、<アンゴラウサギ>、大型種である<フレミッシュジャイアント>など、多くの品種が作り出されています。

 

昔は食用動物としての意味合いが大きい動物でしたが、現在は見た目の愛らしさや飼いやすさなどが評判となり愛玩用(イエウサギ)として日本を含めた世界中で多く飼養されています。

 

その為、広い意味では、ウサギ目ウサギ亜科ともいわれることもあります。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

  生息地

 

 

白線:ユキウサギ

緑線:ニホンノウサギ

紫線:ヤブノウサギ

青線:アンゴラウサギ

橙線:カンジキウサギ

 

続いて生息地です。

 

ウサギは、アジア、アフリカ、アメリカ大陸、オーストラリアなど、

一部の南極や離島を除いたところに生息しています。

 

 

生息地の広さから、温暖~寒帯と比較的環境に適応できる種が多く、ヨーロッパの<アナウサギ>、

中南米の<ヌマチウサギ、メキシコウサギ>、日本の<アマミノクロウサギ、ニホンノウサギ>、北欧の<ユキウサギ>などが代表的です。

 

 

オーストラリアやマダガスカルには元々ウサギは生息していなかったのですが、

ハンティング用として持ち込まれたものが爆発的に増殖し、現在も生態系

に問題が起こっています。

 

 

 

  形態

 

 

続いて、形態です。

 

ウサギの最大の特徴である、大きな耳で周囲の音を広範囲に集めたり、

後ろ足が小型動物の部類では、非常に大きく発達しており、その身軽な体格から、跳躍力と推進移動速度ずば抜けて早いです。

 

 

〇耳

ウサギを特徴付ける大きな耳は、大まかに3つの役割があり、

一つは、広範囲の音源を集音する役割です。

耳は広い角度で片方ずつ動かし、外敵などの細やかな足音などを素早く察知することが可能です。

 

二つは衝撃を吸収する機能です。

ウサギは肉球が存在しないので、跳躍し着地するときにかかる衝撃を、耳で和らげていると言われています。

 

三つは、体温調整です。

耳には、目で見えるほど毛細血管が多く張り巡らされていて、上昇した体温を

風などによって冷やし、体温を下げることができます。

 

熱い環境に生息する種ほど大きくなり、寒い環境にいる種ほど、小さくなることから

これを<アレンの法則>呼ばれます。

 

 

〇毛皮

ウサギも他の犬や猫と同じ、短毛種と長毛種存在し、オーバーコートとアンダーコートの2層構造の毛で密集しており、温暖な地域ほど短く、寒冷な地域ほど長いです。

 

 

〇手と足(後ろ足)

ウサギの手足は、基本的に肉球が存在せず、毛に覆われており、

衝撃を緩和しています。

 

後ろ足は特に、他の小型の哺乳類と比べ、非常に大きく発達しており、その中の

速筋とよばれる部分が特に発達していて、高い瞬発力とハンドリング、高い速度を生み出しています。

 

また、両足を同時に踏み移動するという特殊な移動方法を使い、

その速さは最大時速60~80km/hにもなり、オコジョ、キツネ、タカからなどの

捕食者から全速力で逃げることが可能となっています。

 

 

〇骨格

ウサギの骨はスピードに特化しているため全体的な骨格は細く、軽い構造

でできています。

 

 

〇歯

ウサギの歯は切歯(草をかみ切る歯)と臼歯(すり潰す歯)に分かれており、

合計28本の歯があり、どちらも人の爪のように、1生に伸びる構造です。

 

 

 

〇尻尾

ウサギのしっぽは短いのが特徴的で、種によって、丸い形状の物やへら状の物、

痕跡のみであったり様々なです。

異性へのアピールや警戒などに使われます。

 

 

 

 

〇鼻

ウサギの鼻は、嗅覚が優れていて、常にぴくぴく動かし匂いを嗅いでいます。

 

〇消化管

盲腸の長さは草食動物ほど盲腸が長いといわれており、消化管の重量の体重の10∼20%に及ぶと言われています。その為、ウマでは1m、ウシでは75㎝に及ぶと言われ肉食動物の犬では12~15㎝ほどしかありません。

ウサギも例外ではなく長さは約40㎝で、げっ歯目の中では、ずばぬけて

ながいです。

 

 

 

  生態

 

 

基本的には、草原、砂漠、雪山、森林など種によって様々な気候や環境に生息しています。

 

 

完全植物性で、草、木の葉、樹皮、果実、野菜類など主食ですが、

小型の昆虫も食べる種もいます。

ウサギは、上手く消化できなかった繊維質の糞を食べる<食糞行動>

行う動物で、栄養を再吸収することができます。

これは他の動物ではげっ歯目の<チンチラ>も同じ習性をもっています。

 

 

イエウサギでは特に主食として牧草を無制限に与えることが望ましいとされており、

腸管の改善や歯の不正咬合を防止するなど、健康上重要視されていることが知られています。

 

 

縄張り意識が動物の中では比較的強くあごの下の臭腺をこすり付け、縄張りを主張する傾向があり、ウサギの種によって、広義には穴で生活するウサギをアナウサギ、穴を掘らず野原で生活するウサギをノウサギと区分けしている場合が多いです。

 

 

アナウサギは繁殖力が非常に高く、年中繁殖が可能でオスとメスを合わせると高いか率で交尾を行い、数を増やすことで知られています。

なので数匹程度でも10~100、100∼500頭と数を爆発的に増やすことが可能です。

 

 

ウサギはナキウサギ科を除き、ほとんど鳴くことができませんが、

ジェスチャーによるコミュニケーションが活発なほうで、

前足を使い耳と頭の毛づくろいを行う<ティモテ【くしくし】>

後ろ足で立ち上がり警戒姿勢をとる<うたっち>、など仕草など

ウサギの体調や状態などをそこから読み取ることができます。

(※1)

 

毛ずくろいを行う仕草ですが、唾液には抗菌作用があり、全身に塗ることで、

衛生状態を保っています。

 

天敵はヘビ、キツネ、猛禽類などが存在します。

 

 

現在は、ペットとしてカイウサギ【イエウサギ】が広く飼育されていますが、

野生本来の習性が強く残っている種であり、それに合った環境で飼育することが

求められています。

 

 

  生息状況

 

種全体では、絶滅の懸念は特にないとされていますが、

一部の種では、準絶滅危惧種、絶滅危惧種などに指定されている種があります。

 

日本のウサギでは、本州・四国・九州に生息する、<ニホンノウサギ>、

<エゾナキウサギ>、<アマミノクロウサギ>などです。

 

 

特に、<アマミノクロウサギ>は、奄美大島や徳之島の2島のみに生息する原始的なウサギで、世界でも古い種とされており、

現在、2000~4000頭ほどしか確認が出来ていないことから、鳥獣保護管理法や<国の特別天然記念物>、<国内希少野生動植物種>としても指定されています。

 

主な要因としては、自然破壊、マングース、ネコなどの捕食、交通事故などの要因で数が激減しており、環境省のレッドリスト、絶滅危惧IB類に指定されています。

 

近年、環境省の10年をめどとした保護増殖事業により、奄美大島での個体はやや増加傾向にあるそうです。

 

 

 

 

以前は食用として見られていた動物の一種ですが、動物愛護の思想が近年高まっているのもあり、

犬猫や鳥と同じように人々に癒しを与えてくれる動物としてとらえられるようになってきました。

 

また動物園や学校教育などでは命の大切さを学ぶための代表としても注目されている

動物でもあり、私たち人間にとっても社会的な影響があるともいわれています。

 

皆さんも一度多くのウサギさんたちに触れ合って見てはいかがでしょうか?

 

今回の記事は以上となります。

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貴重なお時間の中、最後までご購読ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

  ※1 ウサギの仕草

 

カイウサギ(イエウサギ)を含む、うさぎの大半は声帯(声を出すための器官)を持っておらず、

コミュニケーションは、体を使ったコミュニケーション、臭腺などを用いて情報交換を行うことが多い。

 

カイウサギ(イエウサギ)などでは、ネコと同じように野生本来の習性が強く残っている動物種で、人々に尊らしさを思わせる行動が多い。

毛づくろいをおこなったり、家具や壁に体をこすり付けたり、様々な行動がみられ、ウサギの現在の気分や体調、状態などを飼い主が把握するための判断材料にもなる。

 

一般的に広く知られているウサギの仕草をいかにまとめてみた↓

 

 

〇うたっち

 

直立姿勢になって、手を合わせるしぐさ。

餌をおねだりしたり、警戒、好奇心があるときに行うことが多く、手を合わせている姿は非常に愛らしい。

 

 

 

〇くしくし(ティモテ)

 

 

ウサギが毛ずくろいや唾液を体に塗ったりするときにみられるしぐさ。

 

 

 

 

〇足ダン(スタンピング)

 

 

ストレスを感じたり、怒り、不満などがあると行う仕草

 

 

〇コテン寝、バタン寝

 

 

 

いきなり、バタンと倒れこむ仕草。

何か体調に問題があるのではないかと、勘違いしてしまうが、

単にリラックスしている状態で、お腹を仰向けにしたり、横にしたりすることで、

信頼度を図ることもできる。

 

 

 

 

  リンク

 

●まるモフ園長の動物記 プラネットズー
〇まるモフ園長の動物記

 

 


〇兄妹を探す物語

 

 



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