変遷 |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

前記事でお話ししたように文鳥のシルバ君はもうすぐ8歳。

 

 

文鳥の寿命は一般的に8年~10年と言われています。

 

若くして亡くなる文鳥も多い。

それは、環境や持って生まれた体の強弱にもよります。

 

そういう意味ではシルバ君は強い体を持っています。

クチバシの殆どを事故で失って7年以上。

 

完全な私たちの過失で多くのハンディを与えてしまった。

そんなハンディを持ってもさえ、健康に暮らしてきました。

 

最初で最後の鳥専門病院へ行ったのは、7年2か月前。

上下のクチバシを失った際、生きて行くことが出来ないのは明らかでした。

だから安楽死をお願いするために行きました。

診察した獣医師も同じ意見でした。

過去に何度も書いているので割愛しますが、直前で安楽死回避を申し入れました。

そして今に至ります。

 

その時に誓ったのです。

もう、絶対、怖い思いも痛い思いもさせない。

 

もちろん、お前が殺さなければ大丈夫だ!というご意見は甘んじて受けます。

 

あれから健康診断はもちろん、些細なことで鳥専門病院へ行かないことで約束を守っているのです。

だって、保定もストレスになります。

そもそも、自宅を離れて病院へ行くというのは感染症リスクや大ストレスです。

 

話は変わって、

生き物の寿命は基本的に大きさに左右されます、私見。

 

例えば、アリと文鳥と犬と人間。

アリは短命、文鳥はちょい短命、犬はそこそこ、人間は長寿。

ちなみに普通のアリは1~2年、女王アリは10年~30年生きると言われています。

 

え~~女王アリ、凄いやん!なんて言わないでください 笑

 

 

種別ごとのイレギュラーはあります。

 

 

でね、鳥専門病院は密かに増殖しています。

(言い方悪くてすみません)

 

私が鳥飼デビューしたのは、ぶっちゃけ約50年前です。

 

当然、当時は鳥専門病院の欠片もなかった。

 

しかし、商業的に言えば、多くの飼育数がある愛玩鳥は専門病院が成り立つのです。

よって現在は多くの鳥専門病院があります。

ただね、獣医学部で愛玩の鳥の知識は殆ど学ばない。

獣医師は鳥専門病院で修行後、独立みたいな流れです。

もちろん独学で鳥専門病院を開業する獣医師もいると思います。

 

素人の私からあえて言えば、脆弱な知識しか持っていない鳥専門病院の獣医師も多いと思っています。

 

だから、私にとって鳥専門病院は使う施設でしかないのです。

必要な薬が欲しいのなら、診察してもらい薬をもらう。

違う薬は要らないので、キャンセルします。

つまり、絶対、お任せで頼ったりしない。

 

で、生き物の寿命は基本的に大きさに左右されますに戻ると・・・

うさぎ!!!

うさぎはね、8~10年の寿命と言われているのですけど、専門病院は殆どない。

小鳥に比べれば体は大きいけど・・・寿命は小鳥と同等。

にしても、専門病院が殆どないって、儲からないからです。

(ウサギ飼い期間も長かったので知っています)

もちろん、慈善事業ではないので分かりますが、そういうことなのです。

 

7、8年前は鳥専門病院、絶対的!な記事を書いていましたが、今は違う。

 

(事故前のシルバ君)↑

 

小さな小鳥に過度な診察、処置をするのは疑問でしかない。

仮に大きな病変を見つけたからって、大規模な外科的手術は出来ない。

そして誤診が多いというか、確定診断が出来ない事例が多いのです。

そもそも確定診断が出来ないのに、適当な治療は悪い結果しか起こらない。

私が望むのは、鳥たちがストレスなく毎日過ごすこと。

そんなスケジュールの中には鳥専門病院はありません。

 

ちなみに、ほとんど病院へ行かない3羽の鳥たちは、それぞれ5~8年、概ね元気に家で暮らしています。

毎日ね、元気に飛び回って、私の前で大きくおしゃべりして、走り回って・・・

生きた記憶を重ねているのです。

飼い主として少しでも楽しい記憶が残ってほしいのです。

 

あくまでも、私見ですよ。

鳥専門病院は必要ないという記事ではありません。

鳥専門病院を使うのは鳥飼さんそれぞれの判断です。

ただね、獣医師は神様ではありません、全てに従う必要はないですし、時には疑問を投げかけたり意見も必要です。

だって、愛鳥でしょ。

 

あしからず。