アキクサインコの知能 |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

当家にはアキクサインコのチャチャとハルが居ます。

 

 

チャチャは6歳2か月のメス

ハルは5歳1か月のメス

 

性格は真逆でチャチャは武闘派ではあるけど、臆病で人間とは距離を空ける。

人間を怖がっている訳ではないのだけど、アキクサインコらしいアキクサインコです。

 

一方のハルは極めて温厚なのだけど、好奇心旺盛であらゆるものに興味を示します。

 

 

娘が大好きで、呼ばれると側に飛んで行く。

そして最大の違いは知能がすごく高い。

過去に何度かお話ししていますが、文鳥のシルバとチャチャのケンカを仲裁することもあります。

チャチャが文鳥のシルバにカゴを挟んでの喧嘩を吹っ掛けると、飛んで来てチャチャを蹴散らすのです。

(毎回ではありませんが)

これは信じられない行動です。

チャチャとハルは同種の盟友なのに、弱い方の他種のシルバを守るのです。

「止めなよ」って声が聞こえてきそうな勢いでチャチャを襲って引き離します。

チャチャはハルには弱いので、「ギャ」っと鳴きながら逃げて行きます。

深追いはしませんので、それで終わります。

明らかにケンカの仲裁のみが目的なのです。

 

 

以前、私がチャチャを保定して体温計を首元に入れていた時のことです。

(興味本位で体温を計ろうとしたのです)

見たこともない物がチャチャの首に刺さっているのを見たハルは、鬼の形相で飛んで来て、体温計を持っている私の手に本気で咬みついたのです。

何度も何度もです。

温厚なハルがあそこまで激怒したのは後にも先にもありません。

 

カラスなんかは仲間意識が強いので、助け合うことがあるようですが、小型インコがここまで知能が高いとは驚きです。

それも、仲間ならまだしも、他種の文鳥を同種から守ろうとするのですから。

 

少し前にもハルは驚きの行動をしました。

 

先月、九州の父が亡くなり、帰省の件で家人と口論になったことがあったのです。

 

リビング(放鳥部屋)で3羽を放鳥していた時でした。

リビングに続く廊下に出て、始まった口論。

リビングのドアは少し開けていました。

 

口論を聞きつけたハルがリビングから歩いてやって来たのです。

(ロスト、事故防止の暖簾があるので、歩かなければ突破できません)

そして、家人を見上げ、肩に止まりました。

尚も続く口論。

今度は私の肩に止まりました。

ハルは家人と私の肩を行ったり来たり・・・

 

口論という強めの話し声が聞こえたから興味本位でやって来たのかもしれません。

 

でもハルなら・・・

雰囲気を理解して止めようとした可能性があると思っています。

そんな馬鹿な?

ケンカの嫌いなハルですので、あり得るのです。

 

結局、ハルの仲裁?で口論は終わりました。

 

ちなみに他の2羽はリビングで普通に寛いでいました。

人間がリビングの外で騒いでも関係ないですもんね。

 

これも何度もお話ししていますが、ハルはたまに私のところへ来ておしゃべりもしてくれます。

つぶやき鳴きとも、呼び鳴きとも違う。

明らかに私に向かってしゃべっているのです。

セキセイインコやオカメインコが人間の前で鳴き真似をするのと似ていますが、鳴き真似は自分の世界に入ってつぶやき鳴きをしている状態だと思っています。

 

自慢とかではなく、ハルの場合は私とコミュニケーションを取ろうとしているように見えるのです。

 

文鳥のシルバは返事もするし、人間に対して部分的にコミュニケーションを取ることもあります。

そういう意味では、ハルの行動は珍しくないのかもしれません。

ただ、人間と距離を置くアキクサインコとしては特異な部類の個体だと思っています。

 

下記はハルが私に対してしゃべっている動画です。

頻繁におしゃべりをしてくれます。

 

よろしけれご覧ください。