もう、6年が経ちます。
2018年9月16日
文鳥のシルバは私たちの過失でクチバシの殆どを失いました。
私から見ても、絶望的でした。
だから安楽死をするため、即座に鳥専門病院へ行ったのです。
誤解の無いように言うと、当然、玩具を捨てるような感情では無かった。
大切、愛してる・・・でも、今後、自らエサは食べることが出来ない。
私の選択肢は殺すということしかなかったのです。
(↓事故から2週間後)
実際、獣医師も安楽死以外の選択肢を提案できなかった。
でもね、安楽死直前で気付いたのです、生き物は死ぬまで生きるのです。
シルバは死ぬ気がなかったし、死ぬタイミングでもなかった。
だから、全力で私たちはフォローした。
そして、シルバは復活して今に至るのです。
(自らエサを食べ、水を飲むことが出来ます)
・現在6歳8か月
毎日毎日、激怒している 笑
今日も普通のオス文鳥と何も変わらない日常です。
飼い鳥のクチバシの脱落は珍しくないのです。
大部分はケンカ、その他は事故・・・etc
今でもシルバの事故の記事は多くのアクセスを頂いています。
この6年間、クチバシを失くした小鳥の飼い主さんから、緊急でメッセージやコメントを何件も頂きました。
そのたびに、私はお話ししています。
下のクチバシが残っていれば、必ず自分でエサを食べれるようになります。
だから、それまで支えてくださいと。
偉そうに言えることではありませんよ、分かっています。
でも、クチバシが落ちたくらいでは鳥は死にません。
だから、万一、そういう状況になったら支えてほしいのです。
ただし、事故直後は強制給餌が必要になります。
一人暮らしや、共働きのご家庭は自宅での対応が出来ないかもしれません。
長期入院だと強制給餌は病院が行いますが、多くの費用がかかります。
上記のどちらも選択できない場合は安楽死をするしかないのです。
冷たい言い方ですが事実です。
私には関係ないと思っている鳥飼さん・・・
鳥のクチバシは側面からの衝撃には弱いのです。
横から咬みつかれると、簡単に折れてしまいます。
特にインコの多種多頭飼いを行っている場合、いつ起こってもおかしくないのです。
知っていましたか?
(今もクチバシは無いままですが傷口は綺麗になっています)
当家のシルバは元気ですよ。
でもね、多くの不自由を与えてしまった。
だから、愛鳥がクチバシを失くすということがどういうことなのか知ってほしい。
そういう思いで記事にしています。
下記は事故前の飛翔写真です。
今のシルバの飛翔はクチバシが無いのでバランスが良くないのです。
あ、普通に飛べますよ、でも超高速で飛ぶことは出来ません。
美しい朱色のクチバシを奪ってしまったことをこの写真を見る度、酷く後悔しています。