突然ですが、麻の実って大麻草の種子って知っていますか?
大麻草を乾燥させ作られるのが、大麻(マリファナ)です。
何だか怪しい話になってきたので結論を急ぐと、麻の実は大麻草の種子ではあるけど、
精神作用を起こすような成分は一切入っていません。
大麻取締法においても、大麻草の種子は取り締まり対象から除外されているのです。
それどころか、麻の実はスーパーフードと呼ばれ、必須脂肪酸(αーリノレン酸、リノール酸)、ミネラル、必須アミノ酸、食物繊維等々が含まれているのです。
鳥飼いにはエサのイメージが強いかもしれませんが、人間向けに皮を剥いた物やオイルが販売されています。
七味唐辛子の中にも入ってますよね。
要は体に良い食べ物なのです。
ところが、小鳥に与えるとなると少し事情が違ってきます。
何故って?
鳥の体にも良いとは思うのですが、すぐに太ってしまいます。
いくら必須脂肪酸(αーリノレン酸、リノール酸)、ミネラル、必須アミノ酸、食物繊維が豊富だと言っても、与えすぎて肥満状態になるのでは本末転倒です。
とは言え、アキクサインコのハルは麻の実、大大大好き。
まあ、ダイエットも成功したし、健康管理の一環で少し与えています。
大体、1日に1粒前後です。
少なくない?と思う方がいるかもですが、そんなものです。
ハルの体質も関係しているのでしょうが、3粒も4粒も与えると、速攻で太ります。
だから、ストックもちょっとでいい。
でも、ちょっとでは売っていないのです。
先日、購入したもの↓
日本産が欲しいのだけど、売っていないので中国産なのですが・・・それよりも380gの量が気になる。
チャチャは食べないので、ハルだけで消費するとなると、何年、何十年という話になります。
多すぎるのです。
もちろん、外気に触れているので数か月で廃棄しますが。
でね、
上記のパッケージの裏に興味深いことが書いています。
「小鳥のごはんは、うんぬんかんぬん・・・・中略・・・・オリジナルの食事を作って大切な愛鳥との生活を楽しみましょう!」
配合例も書いています。
セキセイインコ
アワ、ヒエ、キビ、カナリアシード、ボレー粉
中型インコ
アワ、ヒエ、キビ、カナリアシード、麻の実、ヒマワリ、ボレー粉
文鳥
アワ、ヒエ、キビ、カナリアシード、青米、ボレー粉
実際は比率も書いてて、凄く親切。
ん?
まてよ、セキセイインコのおススメ?食事の中に麻の実が入ってないぞ。
パッケージにはセキセイインコが印刷されているのに・・・・
まあ、パッケージのセキセイインコはただのデザインなのかな。
つまり、なんだ、何が言いたいかというと、麻の実は中型インコ向けのシードだということです。
だから、小型インコに与えるのは注意が必要なのです。
*アキクサインコは中型インコと言われていますが違います。
どう見てもセキセイインコより少し大きいだけの小型インコです。
上記に書いたように、当家のハルに麻の実を与えるのは1日、1~2粒、それも毎日は与えませんよ。
そういう管理をしなければ、簡単に太ってしまうのです。
ちなみに、ヒマワリの種は絶対与えません。
何故なら、小型インコにとっては、脂質が多すぎるのです。
鳥飼歴40年以上の大規模ブリーダーさんも同じことを言っていました。
小型インコにヒマワリの種はダメだよって。
参考までに
追伸
上記の麻の実・・・私も何度か食べました 笑
鳥の食べる物は私も確認のために食べたりするのです。
少し甘味があってヒマワリの種よりはおいしい。
ただ、油分はあります。
そりゃあ、小鳥は太るわという感じです。
そっか、どうせ食べきれず捨てるなら、毎日、私も食べればよいのだ 笑
まだ言うか編・・・
万一、ヒマワリの種をセキセイやアキクサ等の小型インコへ与えている方。
やめた方が良いといか、本来の寿命を大きく消費していることを理解してほしい。
鳥が喜んで食べているからと言って、安らかなエンディングを迎える保証はないのだから。
小鳥が飼い主の認識不足で短命で亡くなるのは悲しい。