もうずいぶん昔、僧侶の説法を聞きました。
内容の大部分は忘れてしまいましたが、一つだけ覚えていることがあります。
それは、
生きていく中で平等何て存在しない。
それでも、たった一つだけ平等なことがある。
それは、生まれることと死ぬこと。
どんな善人も悪人も金持ちも、死は必ず訪れる。
短い命も長い命も生まれて死ぬことは平等。
だから・・・とういうオチがあったはずですが、忘れた 笑
多分、幸福ってお金では買えないし、長生きしたから幸せだとも限らないって話かな?
そんなことを言っても、お金が沢山あれば多くの悩みは消えるし・・・別の悩みが湧くのだろうけど・・・
長生きをしたということは、ある程度安定した環境下で暮らした筈だし・・・
いずれにしても、それはコントロールできない。
向上心や学歴があっても、挫折する人間は多い。
運の部分も大きい。
運なんて言う言葉を持ち出す私は負け組なのかな 笑
まあまあ、それはいいや。
話は少し変わって、幸福度や寿命をコントロールできる者がいるのです。
凄くないですか?
運には頼らずできるのです。
それは飼い主と呼ばれている人間。
犬、猫・・・鳥。
飼い主の対応次第で、ペットと呼ばれている動物は長生きできるし、幸福にもなれる。
幸福というのは動物自身が感じることなので語弊があるかもしれません。
そもそも、幸福というか多幸感を感じることが出来るのかは不明ですし。
でも、人間に飼われている(囲われている)状態で病気もなく、自由な時間があり、長生きを出来れば、幸せだと思いたいのです。
内心、私も含めて人間ってろくなもんじゃねえなとは思うけど。
生まれることと死ぬことは鳥も人間も一緒。
迎えたからには、手乗りの鳥としては誰にも負けないくらいの幸福を提供したいのです。
何度もお話ししているように、当家はず~~っと放鳥。
狭い室内だけど、自由に飛んだり走ったりすることは体力維持に繋がります。
鳥たちは思ったところに飛んで行き、また別のところへ飛んで行き、時間を過ごします。
そして鳥たちの体調管理は私の役目。
病気にならない管理を目指していますし、実際、病気や病院とは無縁に近い疎遠。
ちょっとしたことなら私が対応できるので、ストレスや院内感染の可能性がある健康診断は行かない。
だからと言って、何かを放置する訳ではありません。
前記事にも書きましたが、鳥たちの些細な変化は見逃さない。
そうそう、出血斑?がでたチャチャ姉さん↓
上記は12/27の撮影
下記は本日(1/3)の撮影
クチバシの伸長とともに動いてるね。
内出血(出血斑)が移動するということは病気ではなく外傷性なのです。
根元部分なので、移動速度は遅いのですが、形状に変化もないのでやはり病気ではありません。
何の心配もいりません、時間とともに先端に移動して消えます。
(2~3か月はかかるかな?)
再度言います。
鳥のクチバシは重篤な病気のシグナルを出します。
下記は本日のハル。
正常極まりない。
下記はチャチャ。
出血斑はあるけど、正常かつ健康なクチバシ。
生まれることと死ぬことは平等。
でもね、飼い主が見過ごしたり、適当な対応をすることで寿命は大きく違ってきます。
今の時期、加温をひよこ電球一択で共働きの鳥飼さんは、細心の注意が必要です。
留守中にカゴ内温度をリアルタイムで監視できるか?
ひよこ電球が切れた場合のバックアップはあるのか?
サーモスタットは劣化していないか?
以前、ひよこ電球切れで愛鳥2羽を凍死させた飼い主の記事を読んで愕然としました。
鳥が可哀そうというより、私(飼い主)が可哀そう的な記事でした。
挙句にまだ生きている(凍死寸前)状態を動画で撮って、UPしているのです。
動画を撮った後、亡くなったようですが、飼い主というより人間としてどうなの?と思ってしまいました。
飼い主を待ち続け、低温で弱って、それでも待って、やっと帰ってきた飼い主が動画撮影するなんてあり得ない。
すぐにでも温めることが最優先です。
もしかしたら、あの時、適切な対応をしていれば助かったのでは?といまだに思っています。
飼い主曰く、ひよこ電球を信じちゃダメです、みたいなことを書いていましたが、怒りしか湧かなかった。
文章自体、どこか他人事のような感じでした。
ひよこ電球やサーモスタットは壊れるもの。
所詮は工業製品なのです。
敢えて言えば、ひよこ電球は全然悪くない。
飼い主が100%悪い。
そんなことも分からないから殺すのだろうけど・・・
すべての生き物は生まれることと死ぬことが必然ではあるけど、ペットと呼ばれている動物たちの健康かつ幸福な時間は飼い主次第で変わります。
大切な愛鳥ならば、真剣に考えてほしいと思っています。