大谷選手の犬問題は鎮火に向かっているみたい。
どんなに飼いたくても、レアな犬種なので簡単に飼えないから。
それでも、なりふり構わず予約?する人間がいるみたいだけど。
しかし、大谷選手と同じ犬を飼うメリットがどこにあるのか理解できない。
話は変わって、TVで紹介されると当該商品は売り上げが急上昇する。
随分前、私はそういう現場に立ち会ったことがある。
とある、天然水(硬水)のメーカーでネット注文の管理をしていたのだけど・・・
メーカーといっても地方の小さな会社なので、通常のネット注文は日に数ケースしかない。
それが大手メディアに取り上げられた途端、注文は800ケースを超えた。
人員もいないので、私も発送作業を手伝った。
朝から晩まで働いた。
内心、「日本人って、ほんと馬鹿!」だと思った。
紹介される前から売っていたし、これからも売る。
なぜ、いま急いで買う必要があるのか?
もちろん、紹介されたから飲んでみたいという気持ちになったのは分かるけどね。
そして、注文は数日で急激に減少した。
たんこぶが治るより早く元に戻った。
大手メディアに取り上げられたという宣伝効果は人の短い記憶と共になくなった。
まあ、食品や工業製品ならば、メーカー的にはお祭りだし、消費者もそれなりに満足するのでwinwinだと思う。
しかし、ペットは生き物だ。
メディアで紹介されようが、大谷選手の犬だろうが、迎えたからには最後まで面倒を見る責任がある。
鳥なら放鳥、犬なら散歩は必須。
空気だけでは生きて行けないので、バランスの取れた餌も必要。
健康管理も当然。
病気なれば高額な医療費が掛かるかも知れない。
犬はもちろん、鳥だって臆病な種類や人馴れし辛い種類もある。
細かく見れば、もっともっと注意する項目が出てくる。
ペットが安心して暮らせる環境を提供できるのか?
何年、何十年と一緒に暮らせるのか?
そもそも、犬にしろ鳥にしろ迎えた経験があるのか?
初心者が悪いとは言わないけど、ハードルは一気に高くなる。
鳥の場合は翼があってロストのリスクや、踏みつけ事故のリスクがある。
ハッキリ言って難易度は高い。
これも、随分前の話だけど、
シベリアン・ハスキーという犬がブームになったことがある。
見た目は精悍、でも性格は温厚。
人気の犬種に躍り出た。
(今でも人気だけどね)
でもね、ハスキーって大きいし力が強い。
噛み癖がある個体もいる。
ブームにのっただけの馬鹿な人間は直ぐに捨てた。
そして大きな問題になった。
今でもね、里親サイトには血統書付きのハスキーが出ていたりする。
引っ越しするからとか、環境が変わったからとか・・・
鳥の里親サイトでも同じで、捨てる理由の1位は転居。
もし、転居は仕方ないと思う人間は絶対にペットを迎えてはならない。
そもそも、ペット可物件に引っ越せばいい話。
本当はもっと酷い別の理由なのかもしれない。
いずれにしてもペットを捨てるような人間はクズだと思う。
もし、私が転勤を命じられ鳥たちを連れて行けない場合は・・・・
仕事は辞める、速攻辞める。
一緒に暮らす鳥たちの命と私の命の重さは同じ、だから同じ環境下で暮らしてもらう。
(同じ環境下=長時間放鳥)
面識のない人間に譲ったり捨てることは絶対ない。
ペットホテルすら、絶対に預けることはない。
変な話、100万円積まれようが、500万積まれようが鳥たちを譲ることはない。
私の命と同じ重さの命なのだから、そんなに安い訳がない。
相変わらず変質者的な話だけど、鳥たちと約束したのだ。
出来る限りの放鳥をして、ストレスのない生活を提供するから、安心して自由に飛んで、遊んでって。
私はあなたたちの羽繕いや元気な飛翔を見るだけで満足なのだから・・・ずっと見守るから・・・
勘違いしないでほしいのだが、ストーカー的な管理はしない。
基本は、無視というか人間が関与しない放鳥なのだ。
またまた、話が逸れたけど、生き物のブームって百害あって一利なし。
中にはペットの事を真剣に考え迎える人間もいるだろうけど、ブーム中の大部分の人間は可愛いや有名人が飼っているというだけで迎え、仕舞には飽きてしまう馬鹿ばかり。
悲しく辛い思いをするのはペットだけ。
ほんとクソ。
だから、アキクサインコの話をするときは定期的に言うのだ。
アキクサインコって人間と距離を置く鳥だし、べたべた触られるのはストレスになる。
赤目の個体は虚弱もある。
静かな時間を愛するインコなのだ。
アキクサインコに限らず、ペットを迎えようとしたら、徹底的に調べる!!
それが常識でしょ?
↑えっ違うの?
もっとなの?
おわり