温度差 |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

夏が終わった感はない。

 

日暮れが早くなった分、そのような気にならないこともない。

 

小さな秋の始まりを無理やり探せば、深夜、早朝は少しだけ温度が落ちたような気もする。

 

それでも、やはり夏は終わっていない、暑すぎる。

 

まあ、いずれにしても、もうすぐ短い秋が来る。

そして、冬が来る。

 

冬は鳥飼いにとって緊張の連続、油断できない日々が続く。

というのは私だけ?

 

当家の話をすれば・・・

基本24時間、人間が居る。

昼間は大丈夫だけど就寝時の深夜~早朝の温度管理に気を使う。

冬季の室内最低気温は10度前後まで下がる。

だから鳥たちのカゴはひよこ電球(サーモスタット接続)で加温を行う。

 

話は変わって、ペットって法律上はただの物。

動物愛護法というものはあるけど、違反したからって実刑になることはない。

それは、ただの物だから・・・(もちろん、私にとって鳥たちは物ではない)

ストレスの捌け口に虐待する人間がいるのは事実。

そんなシーンは想像したくないし、見たくない。

だから、スイッチはいつも切っている。

万一、虐待を行う人間に大きな償いをさせることが出来るのなら話は違う。

 

こういう話をすれば、ほとんどの鳥飼いは虐待なんて許せない!となるのだけど、

自覚せず鳥を苦しめ殺す鳥飼いがいる。

 

例えば、冬の温度管理でそれが起こる。

昼間、仕事や学校で留守をする場合、多くの時間帯で確実な加温が必要となる。

多分、エアコンだったりひよこ電球だったりを使うハズ。

 

エアコンも故障や停電があるので完ぺきとは言えないが、ひよこ電球は早かれ遅かれ切れるので大きなリスクがある。

鳥だけで留守番をしている状態でひよこ電球が切れると、カゴ内温度はどんどん下がっていく。

真冬であれば凍死する可能性が高い。

これは想像ではない。

そういう凍死記事を平然と書いている飼い主がいるのだ。

ひよこ電球のせいにしているが、私に言わせれば飼い主が100%悪い。

ひよこ電球やサーモスタットを信用する気持ちが分からない。

 

当家は常に人がいるが、就寝時は対応できない。

だから、温度低下のアラートがスマホに表示されるようにしているし、夜中の1時、3時、早朝5時等々、温度確認をしている。

何度も言っているが、ある意味変態なのかもしれない。

でも、鳥たちが凍えて死んでいくなんて絶対にありえない。

想像してほしい、カゴに閉じ込められ凍え死んでいく鳥の気持ちを。

飼い主を待つしかない状況を。

 

多分、飼い主に悪気はないのだろう。

所謂、温度差というか価値感の違いなのかもしれない。

鳥たちは物なのか?ペットなのか?大切な命なのか?

私にとって、ひよこ電球やサーモスタットは友達ではなく、挨拶をする程度の存在。

つまり、それほど信用していない。

別の飼い主にとっては、安心、安心、大親友という感じか?

変な例えだけど、ひよこ電球を信用して愛鳥の命を預けるのは間違っている。

 

じゃあ、どうすればよいか?

簡単な話、万一ひよこ電球が切れても大丈夫なよう、バックアップを用意するだけ。

 

何度も記事にしているが、当家の鳥専用温度計(カゴ内設置)はスマホアプリで確認できる。

インターネットが使えれば、富士山からであろうが、アフリカからであろうが、遠隔でエアコン、TV、シーリングライト等々も操作できる。

 

 

シルバの温度計詳細画面(スマホ)↓

 

 

だから、ひょこ電球切れが発生してもカゴ内温度を確認しつつエアコンを即座に稼働できる。

でも・・・問題はすべての人間が就寝する丑三つ時から早朝のひよこ電球切れ。

 

スマホアプリの温度低下アラート(バイブのみ)だけでは心配なので夜中まで起きていたり、早朝から温度確認したり・・・

だったのだが・・・・

 

いつの間にかアップデート来ていた!!!!

温度計とエアコンの自動連携が出来るのだ。

 

温度計の指定温度がトリガーとなって、自動的にエアコンが稼働するようになった。

↓簡単に言えば、温度計が22度を下回れば、エアコンの電源が入り室内温度が上昇する。

 

 

もちろん、設定温度は変えられるので、23度でも25度でも良いし、逆に30度以上になれば冷房稼働する設定もできる。

 

整理すると、冬季、当家の鳥たちのひよこ電球が切れた場合、スマホへアラート(バイブ)が発信される。

万一、それに気づかなくてもエアコンが自動で稼働する。

全ての動作や変化はスマホに通知される。

 

もうね、今どき満載のバックアップは2重。

 

真綿で首を絞められるように死んでいくのを放置するって、絶対ダメ。

考えたことがなければ考えてほしい。

冬に向かい、ほんとに可愛い、大切だと思うのなら守ってほしい。

 

もっと尖った話をすれば、見守りカメラを設置する鳥飼いさんがいる。

留守中の愛鳥を見たいのは分かる。

でもカメラは何もしてくれない。

それよりも、カゴ内温度をウェブ上で確認出来たり、エアコンを遠隔稼働できる方が鳥にとっての実益が大きい。

カメラが悪いとは思わない、ただカゴ内をシンプルにしていれば別にカメラで見なくても事故はないと思う。

 

私の記事の良し悪しは置いといて、トラブルがあったとき、鳥たちが寒くないよう、安心できるよう、死なないようするのが飼い主の役目だと思っている。

 

ちなみに、当家のエアコンは20年前の古い物。

最新家電でなくても、今は遠隔操作が簡単にできる。

wifi 環境があれば僅かな金額で凍死から鳥たちを守る事ができる。

興味がある方は過去記事、テーマ「温度計」をご覧ください。