本日も朝から絶賛発情中のアキクサインコのチャチャ姉さん。
シャチホコポーズの隣で困り顔をしているのはハル。
チャチャもハルも♀なので無精卵しか産まない。
つまり、卵詰まりや生殖器の損傷等々のリスクのみがあるのです。
ちなみに、哺乳類を除く、ありとあらゆる生物では単為生殖(単為発生)が確認されています。
(単為生殖とはメスのみで子孫を残すことです)
えっ!精子が無いのに受精するの?という話ですが、精子の代わりになる物質が維持され卵子のみで子供が産まれます。
むしろ、単為生殖が出来ない哺乳類がマイノリティーなのです。
単為生殖はオスが居ない環境下で子孫を残す遺伝的進化?だと考えられていましたが、現在ではオスがいる自然環境下でも確認されているのです。
もちろん、生物の種類によって確率は全く違います。
鳥類に関しては奇跡的です。
だから、チャチャに積極的な産卵(無精卵)をしてもらい孵化を願うのは年末ジャンボ宝くじの1等当選より難しいハズ。
結局は無精卵を回避するのが最善です。
ただ、発情自体は押さえられない生理現象。
当家では年間の温度差管理を積極的に行っていますので、年間の産卵数(無精卵)は3個前後。
状況に応じて、ストレス負荷による産卵抑制も行いますのでチャチャの生殖器に問題が出る可能性は低い。
現状は見守っている状態です。
ここからが本題です。
アキクサインコ飼いにとってアキクサパニックは大きな問題です。
アキクサパニックとは就寝時(午前2時前後が多い)に突然暴れ出す現象です。
抑えが効かずカゴ内でひたすら暴れますので、尾羽は抜け落ち、翼が損傷することもあります。
原因は極小さな物音、地震、フラッシュバック等々が考えられています。
だから、当家のカゴ内はシンプル一択。
エサ入れ、水入れ、普通の止まり木のみの構成です
(今の時期はひよこ電球が入っています)
ロープを張っていたり、ゴチャゴチャしているカゴはパニック発生時、大怪我をする可能性があります。
アキクサインコは体型から見ても、カゴ内で遊ぶインコではありません。
破壊行動をする個体もいますが、基本は飛ぶことが得意なインコなのです。
個人的な感想ですが、ゴチャゴチャしたカゴに入っているアキクサインコを見ると怖くなってしまいます。
でも・・・アキクサパニックが無くなればゴチャゴチャでも良いのです。
重大発表をすれば、当家のチャチャとハルはアキクサパニックが終了しました。
終了?するの?という話ですが、終了しました(笑)
私はアキクサ達の尾羽が抜け落ちたり、怪我をしたりするのが怖くて、ずっとアキクサ達と寝ています。
昼間は1Fのリビング、就寝時はカゴを移動して2Fの寝室。
1年365日、雛の時から一緒に寝ているのです。
そうすることで、パニックが発生すると秒で救出できるのです。
深酒をしようが、熟睡しようが、パニックが起こると速攻で起きる体になっています。
何ならパニックが起こる直前に目が覚ます特技まで習得しています。
突然、夜中に目が覚めると・・・パニックが起こるな~~って感じるのです。
そうすると、数十秒でパニックが起こったということが何度もあります。
ほぼほぼ、異常者か予知能力者の域です。
そんな、私ですが・・・
トイレで起きることはあっても、パニックで起きることはなくなったのです。
つまり、チャチャもハルもアキクサパニックをしなくなった。
経験上、アキクサパニックは生後1~2か月から始まり、生後6か月前後から1歳までがピークだと思います。
その後、加齢とともに頻度は低下します。
それとは別に弱い個体ほどパニック頻度が高い。
少し弱い個体のハルは月に2~3度起こすこともありました。
最強個体のチャチャ姉さんはピーク時でも年間2~3度でした。
現在3歳7か月のチャチャはここ2年パニックを自ら起こしたことはありません。
(ハルにつられ後追いで暴れたことは1~2度あったかも)
現在2歳6か月のハルはこの1年で1度だけパニックを起こしました。
(このパニックの原因は私の嘔吐なので、通常のパニックとは少し違う)
今年は夜間に震度4の地震がありましたが、2羽ともパニック無しのスルー。
だから、パニック終了という認識です。
もちろん、絶対に起こらない訳ではないので、今後も鳥たちと一緒に寝るのですが・・・
カゴ移動が結構な負担だけど・・・