少し前に記事にしたハル(アキクサインコ)の嘔吐の原因は換羽でした。
季節変わりかな?と思っていたのですが、嘔吐の3日後、換羽が起こりました。
今回の換羽、ハルにしては大きな換羽です。
初日から3日間は羽毛を中心に200枚前後が抜け、以降は尾羽や次列風切や雨覆が抜けています。
特に尾羽は酷く、通常12枚ある尾羽は4枚になってしまいました。
文鳥の酷い換羽は尾羽がすべて抜けてしまいます。
その姿がレモンのようなのでレモン文鳥なんて呼びますが、ハルもレモンのよう?
ん、尾羽はまだ残っていますのでレモンではないか・・・
でもね、飼い主的にはアキクサインコの尾羽がパニック以外で大量に抜けるって初めて見ました。
そりゃあ、嘔吐もするわ。
鳥たちの観察を日々していると、換羽直前というのは身体的負担が大きいのが分かります。
ハルに限らず文鳥のシルバでも体験しています。
いつも元気いっぱいのシルバがある時、朝一から首を後ろに回して寝ていたのです。
首を後ろに回すというのは熟睡モードでもありますが、疲れ切っている又は具合が悪い場合もあります。
超警戒モードでいつでも病院へ行ける様、見守っていましたが糞に異常はなく日中はそれなりに元気でした。
そして、翌日、換羽が始まったのです。
私見ではありますが、換羽が始まると大変だろうと思いがちですが、実際は換羽直前が一番キツイのかもしれません。
だって、抜けてから新しい羽が生えるのではなく、抜ける直前にすべて準備が終わっているハズなのです。
人間の乳歯の生え変わりのようなものかな?
もちろん、文鳥のように激しい換羽が起こる鳥の場合、短期間で大量の生え変わりが起こりますので、直前はもちろん、換羽中も大きなリスクが伴います。
実際、見ていて心配になりますし、自然種では命がけと言っても過言ではありません。
アキクサインコの換羽はダラダラ換羽が基本なのですが、今回はスタート時が文鳥並みでした。
ハルの場合、虚弱な部分があるので換羽の準備中に嘔吐をしてしまったということだと思います。
過去記事を探ってみると、ハルの嘔吐原因の半分以上は換羽です。
予め換羽が分かっていれば、栄養分を強化したり、放鳥時間を削り静養に努めてもらうことも出来るのですが現実的には無理。
結局、換羽発生後の対応になります。
飼い主として行うのは、ネクトンBIOの投入。
オーツ麦、麻の実等の増量。
放鳥に関しては、出たがればいつも通りに出てもらいます。
温度帯は夏場なので関係ありませんが、春先であっても追加加温はしません。
もちろん、仕草や糞、体重等の確認は通常時より慎重に行います。
特に寝る時間、姿勢は要注意です。
日中、ハルは首を後ろに回して寝ることが殆どありませんので、そういうシーンが増えれば対応をするためです。
本日のハルは、特に問題なくいつも通りの通常運転。
羽毛の抜けは一旦、止まっていますが、また、数日すれば抜け出すと思うので、当然、観察は強化したままです。
そう言えば、以前にも書きましたが、ネクトンBIOって人間的にはマズいんですよね。
当家はネクトンSを飲水に混ぜていますが、換羽が始まるとBIOに変更します。
Sはそれほど気になりませんが、BIOは穀物臭が強いのです。
鳥の食べる物、飲む物は一通り私も口にしています。
しかし鳥たちはマズいと思っているのかな?
当家の鳥たちの飲水は常にネクトンが入っているので、感じていないかな?
どうだろ。。。