文鳥のシルバと暖簾 |   Flying in the sky Sasuke

  Flying in the sky Sasuke

   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

前記事で鳥飼失格なんて書いていますが、正直に言えば人様の批判をする資格はありません。

私も鳥飼失格なのです。

 

ロスト経験は無くても、当家では大きな事故を起こしています。

 

古いフォロワーの方はご存じでしょうが・・・

 

当家の鳥たちはアキクサインコのチャチャとハル、そして文鳥のシルバです。

シルバの記事は滅多に書かないので、文鳥飼いだと知らない方もいると思います。

 

大きな事故が起こったのは、約4年前の9/16

家人の閉めたドアに挟まれたシルバは上下のクチバシが脱落しました。

上のクチバシは完全脱落、下のクチバシも骨から脱落して右側の土台が少し残っただけです。

当然、クチバシは生えてこないので、今もクチバシの無いままですが超絶元気です。

 

すぐ怒るし、甘え上手だし、活動的だし・・・もう、オス文鳥の鏡です。

 

事故が起こったときは、家人を叱ったというか、なんてことをしたんだと詰りました。

でもね、鳥飼初心者の家人を責めてもクチバシは戻ってこない。

むしろ、経験者の私に責任がある。

文鳥は大好きな飼い主を追って行くもの。

事故は予測できたはず、私がしっかりしていればと・・・

 

下のクチバシが残っていれば、何とかなると獣医師は言っていましたが、シルバは下のクチバシもなかった。

絶望的な気持ちで安楽死を判断したあの時の気持ちは今でも記憶に残っています。

 

でも、何も悪いことをしていないシルバの安楽死は出来なかった。

ところが、何の光も見えない状態で強制給餌を2か月続けた後、奇跡的に自力で餌を食べるようになったシルバ。

 

あれから、もうすぐ4年。

 

家人のことが大好きで、今もキッチンにいる家人の肩に止まっています。

(ガスを使う時はカゴに帰ってもらいます)

 

隠れ家では警戒中です(本日撮影)

突然の撮影に目が困惑していますがアイリングも鮮やかで健康です。

 

 

手前に赤く見えるのはクチバシではなく、骨が露出しているのです。

 

ピントが甘いのですが飛翔も綺麗です

 

 

私たちの不注意で豆苗を食べることは一生できない。

殻付きのシードも不可。

尾脂腺の脂をちゃんと塗ることが出来ないので羽並みが少し悪い。

 

幾つもの苦難を与えてしまった。。。

でも、シルバはやっぱりシルバで元気に暮らしてくれています。

 

ブログには滅多に出てきませんが、シルバは当家にとって特別な鳥で、特別待遇です。

アキクサ達の待遇が悪い訳ではありませんよ。

家族のみんなに毎日毎日、何十回、何百回も名前を呼ばれ、そのたびにみんなの肩へ飛んで行く。

時には手の中で眠り、たまに怒ってる(笑)

いつもみんなと一緒なのです。

 

4歳と7か月なので、人間で言えば50歳を越えてきた感じかな?

これからもずっと一緒です。

 

ロスト対策でもあるのですが、ドアに暖簾を掛けることは有効です。

暖簾を掛けることによって、飼い主を追って行くのが難しくなるのです。

また、人間もドアの開け閉めに注意するようになります。

後悔しているのは、事故の数日前、暖簾を掛けようという話をしていたのですが、結局、掛けなかったことです。

もちろん、今は暖簾を掛けていますが・・・・

 

 

追伸

 

シルバは事故後、体重は18gまで減少しました。

減少率は20%を超え命の危機が迫りました。

(一般的に強制給餌のみで生活すると体重は減り続けます)

でも、シルバは強くて負けなかった。

2か月の間、何度も何度もチャレンジして自ら餌を食べる方法を見つけ体重は急回復。

その後、22g、23gと年を追うごとに増量し、今現在の体重は24.8gです。

大きな個体ではないので、ベストだと思っています。

結局、私たちはシルバに救われたのです。

 

 

 

 

 

おわり