アキクサインコのハルの雛時代 |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

アキクサインコのハルを迎えて約1年6か月。

 

今季、初めて雛を迎える飼い主さんもいると思います。

自身の思い出や参考資料として記事にしたいと思います。

 

振り返ると、ハルを迎えたのは昨年の5/24でした。

ここ神奈川から静岡のブリーダーのお宅へ出向き、新幹線で一緒に帰ってきました。

 

 

↑迎えた初日の写真です。

 

飼い主が覚えやすいため、5/5生まれとしていますが、実際の誕生日は5/8前後だと思います。

つまり、生後2週間ちょっとでのお迎えです。

目も完全に開いていない状態でした。

 

空腹時体重は34g

1日4回のさし餌で1度に7g前後を食べていました。

だから、食べた後の満腹体重は41g前後です。

 

迎えた初日から母親オーラ全開のチャチャ姉さん↓

もちろん、赤の他人です。

 

 

もうね、ハルのことが気になって気になって仕方ない

 

 

↓さし餌も手伝ってくれる(笑)

 

 

 

 

お迎えから1週間後、5/31の空腹時体重は39g

生後3週間ちょっとです。

この頃にさし餌の回数を1日3回に変更すると同時に、粟穂やシードを追加しています。

また、小さなプラケースで育てていたのを、大きなガラスケースに変更しています。

散歩(放鳥)時間も徐々に拡大していきました。

 

さし餌回数を減らすと、当然、飢えます。

朝のさし餌では9.6gも食べたことも・・・

でも、それは一人餌への試練です。

飼い主によっては、さし餌を食べる間は何回でも与える方もいますが、当家は違います。

計画的に回数を減らし、シード類を置く。

そうすることで雛はシードに興味を持ち、スムーズに一人餌に移行できます。

 

 

↑とは言っても、当初は食べているフリだけで、食べてないのです。

食べたくても硬いし食べ方が分からないというのが実情だと思います。

 

そして、生後25日~26日

空腹時体重は40gからの・・・

 

 

 

↑初飛行!!

突然だったので写真がブレていますが、この後、60cmほどの高さまで上昇し

1mほどの距離を飛びました。

生後25日~26日で飛び始めました。

 

私の感覚で言えば、初飛行と一人餌はリンクしています。

初飛行をすると、一人餌への移行が一気に進みます。

 

 

生後28日、空腹時体重は39.4g

1日3回のさし餌を継続していますが、食べる量が落ちてきました。

また、少し食べると首を振って嫌がる素振りもあります。

 

経験の無い飼い主さんはびっくりするかも知れません。

でも、これは正常な状態です。

さし餌を止める時期が近い証拠です。

 

自然界では飛べるということは、自分で餌をとれるということです。

もちろん、当初は無理ですが親も給餌を減らすので、結局、本人が頑張らなければ生きて行けません。

 

生後29日、空腹時体重は38.9g

この頃には、高さ2メートル、距離3~4メートルの飛行をしています。

 

 

空腹時体重は減り続けていますが仕方ありません。

急激に落ちる(体重の10%)ことがあれば問題ですが、仕草や糞に異常が無ければ見守るしかありません。

絶対に無理に給餌をしてはダメです。

私は強制給餌をすることが出来るのですがしませんでした。

 

生後30日、空腹時体重は38.5g

生後31日、空腹時体重38g

 

体重は落ち続けていました。

(さし餌は続けているのですが、本人があまり食べないのです)

 

そんな時のチャチャ姉さん↓

 

 

ハルが赤粟穂を食べる練習をしていると、颯爽とやってきて食べまくり(笑)

横取りではないのです。

当時、チャチャは赤粟穂がそれほど好きではなかった。

食べて見せているのです。

自然界では親鳥が同じようなことをやって見せていると思います。

 

 

その2日後、ハルは赤粟穂を高速で食べるようになりました。

混合シードは硬い為、少しずつしか食べれません。

空腹時体重は38gのままです。

下げ止まったという意味で、安心しました。

 

生後34日、空腹時体重は38.8g

さし餌は1日3回しているのですが、殆ど食べていません。

シード類は普通に食べることが出来ています。

その他、青菜等から栄養を補給して、体重増加をしています。

 

生後36日、空腹時体重は39.3g

さし餌は中止、一人餌に移行完了です。

飼い主的には嬉しいような寂しいような気持ちでした。

 

ハルの場合、初飛行が早かったので1か月で一人餌に移行すると思いましたが、思いの外、時間がかかりました。

 

雛から育てる場合、温度管理は当然ですが、一番気を使うのは一人餌への移行時だと思います。

さし餌の量が減った。

首を振って餌を撒き散らす。

体重が減った等々

でも、それは病気ではありません。

(病気の場合も稀にありますので細心の注意を払って観察を)

雛は大人になるため頑張っているのです。

 

初飛行から一人餌までは、ワクワク、ドキドキの日々が続きますが、もし、環境と機会があるのならインコやフィンチはさし餌からのお迎えをお勧めします。

 

 

ハルが生まれて1年と6か月

 

 

 

今では、チャチャ姉さんと同じ体格、同じ体重。

 

そんな、ハルの若かりし頃(笑)のさし餌シーンをよろしければご覧ください↓