前記事のその後になります。
今週になって気温は予報通り急降下しました。
ここ神奈川でも月曜日の最低気温(外気)は10度程度になりました。
その後も、10度をわずかに超える日が続いています。
しかし、鳥たちの直接加温はしていません。
鳥部屋であるリビングは人間がもたないので、ファンヒーターを使う時間もありますが、
鳥カゴへのひよこ電球は未設置です。
肝心の鳥たちのカゴ内温度(早朝)は
月曜日:18.5度
火曜日:18.9度
水曜日:19.5度
木曜日:19.4度
上記の温度はカゴ内の最低気温(午前7時)です。
昼間から夜にかけては、20度~22度程度で推移しています。
このくらいの温度帯だと、ひよこ電球(18度設定)は必要ないのでしばらくは様子見です。
以前にもお話ししましたが、当家の湿度温度計はアプリに表示できますので、過去のあらゆるデータを見ることが出来ます。
9~10月上旬までの平均気温は25度前後でしたが、今週の平均気温は21度程度に急降下。
温度差が少しあったので心配しましたが、3羽は問題なしです。
当家の場合、24時間人間が居ますので、真冬でも昼間は20度前後の室温です。
ただ、早朝やちょっとした買い物で家を空けることもありますので、昨季のデータを見ると
鳥たちは15度~22度程度の室温で冬を過ごしていました。
もちろん、冬はひよこ電球を投入しますので、寒ければ鳥たちはひよこ電球(18度設定)の側に行きます。
でも、そういうシーンは殆ど見たことがありません。
ひよこ電球は夜間の防寒対策の為だけと言っても過言ではないのです。
だから、鳥カゴにビニール製のカバーをすることもありません。
(夜間は遮光カバー+毛布、ブランケット等々の保温対策をします)
こういう記事を書くと眉をひそめる方も多いと思います。
こんな温度で加温しないなんて、鳥たちが可哀そう・・・・と
例えば、今週に入って朝の体重測定をするために、鳥を指に止まらせカゴから出すと足が少し冷たい。
ほら、寒がっているじゃん、可哀そう・・・と
でも、気温が下がれば足の表面温度が下がるのは当然です。
羽毛や羽の生えていない人間が思う、寒そうとか、可哀そうとか、何だろう?って
人間の子供が外から帰ってきて、頬っぺたが冷たいと可哀そうってなるのかな?思うかな。
そもそも、鳥の足に毛が生えていないのは、進化の過程で必要なくなったからでしょうし、
ある程度の寒さには問題なく対処できるのです。
だから、鳥ではない人間が勝手に寒そうって思うのはどうかな?と思うのです。
もちろん、寒いのかも知れませんが、15度や20度の気温で問題は無いと考えています
で、何故、当家はこのような温度管理をしているか?
3年前は病弱なちゅらが居ましたので、25度の定温管理をしていました。
ただ、その過程で多くの疑問が生じたのです。
・定温管理をすると、発情が止まらなくなる可能性がある。
・夏は痩せて、冬は太ってというサイクルは寒くなることが前提、寒くならないと太ってしまう可能性がある。
・肥満もそうだが、ホルモンバランスが崩れる可能性がある。
・鳥たちが温度変化に対応できなくなる。
・飼い主の精神衛生上よろしくない(温度管理がプレッシャーになる)
・万一、災害、停電等が起こると定温管理が出来ない。
上記の中でも危惧したのが、発情(産卵)と温度変化対応です。
私は鳥たちの観察、管理を徹底しています。
昨季のチャチャの苦しそうな産卵を見て思ったのです。
命を分けるわけではない無精卵って、リスク以外の何者でもない。
長期で見れば、産卵過多は生殖器官に大きな問題を抱える可能性があります。
そして、今の時期、寒暖差に注意しましょうって鳥飼さんの挨拶みたいになっています。
でも、それってどうなの?と思ってしまうのです。
意味合いは分かりますよ。
急激に温度が下がるので、保温器具を準備して鳥が寒くないよう、体調を崩さないように・・・ということですよね。
もちろん、良いことかも知れませんが、大きなリスクが潜んでいる気がしてならないのです。
必要以上に保温すれば、鳥たちは逆に温度変化に弱くなるのでは?と。
だから、当家の鳥たちは管理された寒暖差を体験してもらっているのです。
野生の鳥ではないので、さすがに5度や10度では可哀そうだし、それはそれでリスクが発生する。
とりあえず18度からの加温であれば、そこそこの寒暖差を体験できるし、鳥たちも余裕をもって対応できるはず。
実際、当家のアキクサインコのチャチャ、ハル、文鳥のシルバは元気に過ごしています。
むしろ、今週に入って動きが少し活発になっています。
体重変化はチャチャが下げ止まり、上昇傾向、その他の2羽は変わりなし。
ちなみに、チャチャの上昇傾向はごくわずかです。
当家が正しいかは分かりません。
だから、適温とは・・・・飼い主さんそれぞれの判断だと思います。
ただ、こういう話って記事にする方は少ないのです。
まあ、敵を作る記事だし(笑)
でもね、もし、参考になるならと思ってしまうのです。
加温を積極的にするということは、一見、鳥の為に思えるのですが、人間の感覚で寒そうとか、可哀そうとかいう感情がプラスされています。
それってリスクもあるよ、多分、きっと・・・という記事なのです。
誤解のないように言いますと、当家のアキクサインコの原産国は日本と比較的気候の似たオーストラリアです。
文鳥は南方の鳥ですが、日本での飼育歴は150年程度あり、気候には適応しています。
つまり、そういうことを理解して管理をしているのです。
南方系のインコや病鳥、老鳥の場合は考える必要があります。