在宅看護 |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

昨晩は変な夢を見ました。

チャチャ、ハル、シルバの鳥カゴを抱え、人混みを移動しているのです。

どこに向かっているか分からないのですが・・・

 

 

当家は成人した子供もいますので、家族揃っての旅行はしません。

以前は日帰り、泊まり、係わらずよく出かけていましたよ。

でも、今は鳥たちが最優先。

だから、鳥を預けることはありませんし、鳥たちだけを残して家を空けたとしても

最大2~3時間です。

 

つまり、365日、ほとんどの時間、誰か彼か家族が側に居るのです。

これは、今後何年も、鳥たちがいなくなるまで続きます。

遠方に高齢の両親がおりますが、万一の場合は鳥たちも連れていきます。

 

 

それは、鳥たちが病気になっても変わりません。

重篤な症状でも、鳥たちが入院することはありません、多分。

 

もちろん、治療を受けさせない訳ではありません。

病院へは行きますし、治療もします。

 

通常、鳥専門病院で入院を進められる場合の理由は、

・治療をする。

・餌を食べれないので強制給餌をする。

・呼吸困難があった場合、酸素吸入(酸素室)を行う等です。

 

鳥の場合、治療と言っても投薬(経口)がメインです。

緊急の痙攣止めで注射を使う場合もありますが、ほとんどすべての

薬は経口で対応可能です。

小鳥は小さく弱いため、頻繁に注射を打つことは負担になりますし、

当然、点滴を使うことも出来ません。

 

ちょっと話が逸れますが、獣医師の中には積極的に手術をすすめる者もいます。

以前にも書きましたが、小鳥に手術をするリスクを考えると、私は絶対、認めません。

外傷の縫合だったり、外のデキモノならまだしも、内臓にメスを入れるなんてありえません。

低い可能性に鳥の命をかけることは出来ません。

 

当家の場合、何度もお話ししていますが、強制給餌はいつ何時でも行えます。

また、酸素室もすぐ作れます。

つまり、投薬以外は対応できるのです。

 

また、私にとっての鳥専門病院の獣医師はアドバイザーのようなものです。

誤解の無いようにお話ししますと、獣医師を尊敬していない訳ではないのです。

ただ、これも何度もお話ししているように、鳥に対しての医療は粗末に尽きます。

獣医師が悪い訳ではありません。

小鳥は小さく儚い、そして、医療機器(検査機器)や薬も充実していない。

だから、どんなに優秀な鳥専門獣医師でも、必ず鳥を助けてくれる訳ではないのです。

 

私見も入りますが小鳥の場合、

内臓由来の出血や慢性的な疾患が悪化していくと、ほとんど助かりません。

体重減少で言えば20%を超えてくると、長くは持ちません。

逆に、急性的な嘔吐があっても体重減少が10%程度で留まる、糞やそのうに問題ない等で

あれば回復する可能性が高くなります。

 

当家の例で言えば、数か月前、日に複数回の嘔吐があったアキクサインコのハルですが

体重の減少は1~2g、強制給餌に対しては嘔吐なし。

一応、病院へは行きましたが、すぐに回復しました。

 

酷く冷たい話に感じるかも知れません。

 

 

でもね、お別れの時が近づいて来たら・・・

それは、飼い主として、いつも場所で、いつもの人間がいて、仲間がいて・・・

提供したいというか、見守りたいのです。

きっと本人も、望んでいると思っています。

 

だから、入院はしないのです。

獣医師も当家では、24時間看護体制(酸素室、強制給餌)がとれることを知っているので、

薬の処方のみでの対応してくれます。

というか、私がそういうスタンスなのです。

 

一人暮らしや共働きの飼い主さんも多いと思います。

だから、当家の場合、特殊かもしれません。

でも、もし、鳥の側に常に居れるのなら、看護体制を整えることをお勧めします。

酸素室は記事にしております。

強制給餌は良識のある獣医師であれば教えてくれます。

近くなら私がお教えします。

 

とは言え、健康な鳥と暮らしていると、こういう話は関係ありません。

でも、結局、いざ悪くなると入院させるのですが、病院で一人ぼっちで亡くなってしまうケースが多いのです。

 

最後に

獣医師は絶対的な存在ではありません。

それどころか、鳥を診るスキルがないのに受ける獣医師も多くいます。

大切な愛鳥をただただ預けるのではなく、獣医師に質問をして

適切な回答が出来るのか?

鳥についての専門的な知識を持っているのか?

精査するのも飼い主の役目なのです。