前記事は少し過激になってしまいました。
何というか・・・・私が正しいとか間違っているとかではなく、そういう考え方を持っている飼い主もいるという話なのです。
本日の主役はアキクサインコのチャチャ姉さんです。
以前、お話ししたように、メスとオスの発情行動を両方器用にやってしまうスーパーレディです。
今どき、こういう言い方は問題あるかな・・・
それは置いといて、
チャチャ姉さんはお喋り大好きで、いつも可愛い声を聞かせてくれています。
アキクサインコは人間の言葉をほとんど喋らないインコなのですが、チャチャは教えたら
喋るようになるのでは?と思っています。
でもね、アキクサ特有の可愛い声とは別に、ギャギャとかギギギとか貫禄のある鳴き方もするのです。
例えば、ハルの方はメスの発情ポーズのとき、ピピピピ・・・と小さく可憐な声で尾羽を上げるのですが、
チャチャはギーギーギー・・・ってセミみたいな鳴き声で尾羽を上げるのです。
もう、意味わからん(笑)
チャチャ姉さんは本日も大好きな豆苗を食しています。
チャチャの下に潜り込んで何をしたいか分からないハルと一緒です。
そうそう、アキクサインコって人間と濃いコミュニケーションを取るのが苦手です。
肩や腕、足に黙って止まって、一緒の時間を過ごすのが得意なのです。
だから、話しかけても無視というか、返事はありません。
しか~~し、チャチャは返事をしてくれました。
先日の話なのですが、
PCの縁に止まってコチラを見ていましたので、「チャチャ」って名前を呼んだのです。
そうすると、ギギ。
ん?偶然?
もう一度、呼ぶと、ギギ。
試しにもう一度呼ぶと、ギギ。
あ~返事してるね、すごいね、でも、ギギって悪い怪人みたい。
昔の話で言えば、ショッカーの戦闘員みたい。
まあ、でも、返事をしてくれただけでも、すごいすごい。
そんな、チャチャ姉さんの尾羽がここ数日、気になっていたのです。
下記の○のところです。
尾羽が変形というか、カーブしています。
一時的なものではなく、もとに戻りそうではないのです。
抜くか?
でもな~
成長途中なら、痛いだろうし・・・
ここで、少し脱線すると、成長が終わった尾羽や風切り等の大きな羽は抜いても痛みはありません。
進化の過程で、翼の軽量化が進むと同時に、神経や血管を通さない選択をしたのだと思います。
例えば、外敵に襲われたとき、尾羽に神経や血管があると大きなダメージを負います。
しかし、アキクサで言えば、体の40%近くもある尾羽に血管は通っていないので、万一、尾羽に噛みつかれても痛みもなく逃げ切れるのです。
トカゲのしっぽ切りのようなものかな?
いや、それよりも無機質というか、体の一部であって、一部でない、言ってみれば人間の服のようなものなのです。
もちろん、役目や成り立ちは全く違いますが。
しか~~し、それはあくまでも、成長が終わった尾羽の話です。
成長が終わるまでは、尾羽には血管も神経もあります。
血管を通して養分を運んで、羽を成長させているのです。
そして成長が終わると血管が枯れていくのです。
もう少し、脱線すると・・・
PBFDを発症すると、根元に血が付いた風切りや尾羽が抜けていきます。
これは、ウイルスによって成長過程の羽根に壊死が起こっている証拠です。
だから、血の付いた羽が断続的に抜けたり、羽の変形が起こるとPBFDを疑います。
尚、壊死で抜けた羽の血は黒ずんでいるものが殆どです。
当家のチャチャの話に戻ると
曲がった羽が成長過程の場合、血管や神経が通っています。
しかし、曲がっているので、ちょっとした反転や止まり木の乗り降り、カゴの網等々に意図せず当たる。
結局、痛いのです。
だからね、抜いちゃいました。
成長過程だったので、血が詰まっている羽です。
抜いた瞬間、チャチャは無反応でしたので、謝りつつ、そっと床に下ろすと・・・・
1、2、3、4・・・7、8歩と何事も無かったように歩いて行きました・・・が
しばらく歩くと・・・突然、きびすを返し走って、私の手まで戻ってきたのです。
もうそこからは戦闘モード。
ギャアギャアと猛抗議して指に咬みつこうとします。
兎に角、メチャクチャ怒っていました。
痛かったの?反応、遅くね?
それにしても、チャチャってアキクサだけど人間とコミュニケーションを取れるんだ~
猛抗議だけど、何か少し嬉しかった。
も、もちろん、反省はしております。
ちなみに、体からの出血は一切ありません。
抜く瞬間、力は必要なかったので、やはりぶつけて傷んでいたのだと思います。
アキクサインコもPBFDに感受性がありますので、羽の変形は少し気になりますが
根元の状態は鮮血が詰まっていましたので、問題はないと思っています。