おっ!珍しい、アキクサインコのハルがアキクサ扇をしていました。
通常は尾羽だけのチョロット扇なのです↓
↓そして、チャチャとハルの連結扇?
アキクサインコのことを知らない方から見れば、異様なシーンかな(笑)
でもね、チャチャもハルもご満悦なのです。
そして先日、嘔吐で病院に行ったハルは本日も絶好調です。
でも、換羽がけっこう酷い。
当初はウイルス性の感染症も疑ったけど、換羽による体調不良で間違いないですね。
ルビノーってツクツクが分からないのです。
色合いなのか、そういう羽質なのか、兎に角、生え変わりの新しい毛が分かり辛い。
そんなハルを鳥専門病院へ連れて行った時の話です。
一通り、私が状態を説明して診断に入ったのですが・・・・
獣医師が最初に確認したのがハルの目です。
そう言えば、思い出しました。
この先生、アキクサ飼いなのです。
鳥専門病院の院長でアキクサ飼いとなれば、言ってみればアキクサインコのプロです。
話は少し変わりますが、アキクサインコの赤目って弱いのです。
こういうことを何度も書いていると、そんなことないよ!っていう方もいます。
以前、ある方とコメント欄でバトルになりました。
その方は、赤目を複数飼って繁殖させていますが、そんな弱い個体はいないと言っていました。
でもね、ブリーダーやペットショップから迎えた側の飼い主のほとんどは言うはずないのです。
おたくから迎えたアキクサが1か月で亡くなりました、2か月で亡くなりましたとか。
飼い主の心情とすれば、育て方が悪かったから亡くなったという気持ちが強いのです。
負い目があるから言えないのです。
あくまでも比率の問題ですので、必ず弱い個体が生まれる訳ではありません。
でもね、やっぱり、アキクサインコの赤目(ルビノー、ルチノー等々)は早くして亡くなる確率が高いのです。
個人的にも赤目の先天的異常で亡くなったケースを多く知っています。
そんな私の考えを担保したのがこの先生なのです。
それなりに混み合っている鳥専門病院です。
つまり、毎日、毎日、何十羽もの鳥を診ています。
そして、自らアキクサインコを飼っています。
だからね、豊富な情報と知識とスキルを持っているのです、当たり前か。
先生曰く、アキクサインコの赤目は肝臓と目に異常が出る確率が高い。
そんな、知識があるのでアキクサの赤目と見るや、先生はすぐ目を確認するのです。
目に出る症状としては眼振が殆どです。
目が震えることで、めまいや嘔吐が発生します。
そして、眼振が出ている個体のほとんどは飛ぶことが出来ない、もしくは、飛ぶのが下手なのです。
目を確認された当家のハルは・・・・・
眼振が出ていました。
しかし、極度の緊張からだと思っています。
(初めての外出&病院です)
だって、ハルは高速で飛ぶのが得意ですし、急旋回も問題なし、物にぶつかることもありません。
もし、眼振が本当に出ていると、強弱にもよりますが飛ぶのが難しくなってきます。
万一、一人餌に移行したばかりのアキクサインコの赤目がいつまでも飛べない、もしくは物によくぶつかるといった症状が
出た場合、眼振を真っ先に疑う必要があります。
当家の赤目のチャチャとハルの話をすれば、2羽とも問題なく飛行できるようになりました。
もちろん、最初は50cm飛んで、1m飛んでと飛行距離を延ばす過程では、すぐ落ちていましたし、
自由に飛ぶことは出来ませんでしたが、飛翔力自体は問題なく、物を見て飛んでいました。
初飛行から1週間程度で、ほぼ自由に狙ったところへ行けるようになったと記憶しています。
だから、アキクサインコの赤目を迎える場合、第一関門は飛翔になります。
その後も引き続き、視力が適正か確認する必要があります。
それと同時に、消化状態や糞の状態をしばらくは神経質すぎるほど確認した方が良いのです。
先天的な問題であれば、早期(生後すぐから~6か月の間)に異常が発生します。
別の見方をすれば、1年程度して大きな問題がなければ、大丈夫だと思います。
チャチャの場合は生後3か月で強い個体なのを確信しました。
何度も書いていますが、羽並み、飛翔、肌色すべてパーフェクト。
おまけに、気が強い。
気が強いということは、体が強い証拠なのです。
自然界で、生きて良い子孫を残す過程では気が強くなければなりません。
一方のハルはおっとりしています。
チャチャと体を比べると、明らかに虚弱なのです。
病的とまで行かないのですが、少し弱いのは間違いないのです。
でも、そんなハルももうすぐ1歳になりますので、致命的な異常は持っていないと思っています。
アキクサインコのルビノー、ルチノー等の赤目はすごく難しいというか、異常を持って生まれてくる個体の比率が
黒目に比べて、明らかに多いのです。
だから、もし、迎えようとしている方は、そこを理解して迎えなければなりません。
大きなお世話ですが・・・・