当家のアキクサインコは健康診断に行かないという話を散々しています。
前記事にも書いていますが、本日はその根拠を画像付きでお話ししようと思います。
その前に当家のアキクサインコは2羽ともルビノー(赤目)です。
ルビノーはメラニン色素が欠乏した個体です。
人間の場合、メラニン色素は紫外線を吸収して肌内部に入れないようにして、ダメージから肌を守ります。
メラニン色素がもしなければ、紫外線によって皮膚は大きなダメージを負い、皮膚癌が発生することもあるのです。
ルビノーを迎えている私が言うのはおかしいのですが、ルビノーは紫外線に弱いばかりではなく
生まれながら問題を抱えている個体の比率も、ノーマル種(黒目)に比べると多いのです。
この話は何度もしていますので、割愛します。
当家のルビノーのハルとチャチャの健康状態を確認する項目で、最重要は糞と肌色です。
ルビノーの場合は、色素が抜けているので、嘴も足もピンク色です。
そういう部分では、分かりやすいのです。
先に糞の話をすると・・・
下記は生後10か月のハルの糞です↓
少しボケていますが、カンマ糞と呼ばれる綺麗な形をしています。
色に関しては少し茶色の入った緑色です。
当家はシード食なので問題ありません。
真ん中にあるのは尿酸です。
白色は内臓に問題のない健康の証です。
・スマホで見ると尿で糞が侵食された為、少し黄色く見えますが肉眼で見ると白の状態です。
次は足色です。
ルビノーなので、足、爪ともに肌色です。
少し粉を噴いたように乾燥しています。
しかし、適度なピンク色で爪先の血管も見えますで問題はありません。
貧血(内臓出血、疾患等)があれば、濃い赤や紫になります。
クチバシや鼻も同様で、落ち着いたピンク色が健康な証です。
クチバシに紫色の線や点が出ると、肝臓疾患の可能性があります。
次はチャチャになります。
↑チャチャの糞もカンマ糞で良い色です。
きれいな尿酸が真ん中に鎮座しています。
ちなみに、この白色は乾燥しても白のまま変色はありません、ず~~っと白です。
チャチャは発情していますので、日中は水分の多い貯め糞をします。
次は足です↓
チャチャは透明感のあるピンク色です。
ハルのように、粉を噴いた感じはありません。
そのおかげで、足の中を通る血管を見ることが出来ます。
コラーゲンたっぷりの美肌だと思います。
鼻や嘴も落ち着いたピンクというか肌色ですし、嘴の形状も綺麗です。
変色、変形等々、一切、ありません。
鼻の穴も明確で腫れも無く綺麗です。
その他、体重はもちろん、肉付き、仕草、羽並み、運動量、飛翔等々、常に観察しています。
それをもって健康だと判断しているのです。
同種同色多頭飼いの最大のメリットは、鳥同士の健康比較が出来ることなのです。
鳥たちが鳥として有意義に過ごしてほしいという思いもありますが、
お互いを比べることで、飼い主としての最大の責務、鳥たちの健康を守るということが
しやすくなると思っています。
飼い主さんそれぞれの事情があるので、同種同色多頭飼いを勧めるのは大きなお世話ですが・・・
上記の画像は、アキクサインコはもちろん、赤目のセキセイやオカメにも当てはまる部分が多いので
よろしければ、比較対象の資料としてご活用下さい。
追伸
スマホ(iphone)で上記の画像をご覧いただいた場合、実際の写真の色より鮮やかで濃く見えてしまいます(仕様です)
写真を趣味にしている人間からいうとすごく不親切というか、ディスプレイで誤魔化しているのです。
綺麗に見えるスマホ撮影画像を信用してプリントアウトすると、色が薄く残念な画像になってしまいます。
逆に適正な一眼レフ画像をスマホで見ると、色が濃すぎる(特に赤やピンク系)のです。
上記の写真はすべて、一眼レフで撮影していますので、スマホで見た場合、それなりに赤やピンクが鮮やかに見えてしまいますが、実際は少し落ち着いたピンクです。
もし、比較対象として画像をご覧いただく場合はPCの方が正確です。
伝えようがないのですが、スマホで見ている方は、もう少し薄いピンクだと想像してください。