夜行性のインコの話 |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

アキクサインコは暗闇で活動するという話を何度かしております。

ナイトパロット(夜のオウム)なんて言い方もしますが、夜行性ではありません。

 

 

日の出前や日没後の暗闇で、少々活動するだけです。

完全な昼行性の鳥です。

 

 

当家のアキクサインコのハルはカレンダー止まりを再開してしまいました。

 

 

1月は折る枚数が1枚だったので、何度かチャレンジしたのですが止まれなかったのです。

ところが、2月になると折る枚数が増えたので、何となく止まれるようになったのです。

↑足が切れないか心配ですが、本人は気にせず普通に止まっています。

 

 

話を元に戻しますと、

本物の夜行性のインコがいるってご存知ですか?

名前は「ヒメフクロウインコ」

 

オーストラリアの固有種でほぼ絶滅種です。

1845年に初めて発見され、1912年以降確認できなかったのですが、

1990年に死骸が発見されました。

その後、2013年に初めて生きた姿が確認されましたが、その後は不明に・・・

そして、2017年に羽毛が発見されましたが、以降、今現在(2021年)まで生存は確認されていません。

 

まあ、兎に角、幻のインコなのです。

 

下記がその姿です↓

 

写真:絶滅の危機にある夜行性のヒメフクロウインコ/Steve Murphy(ソース元より)

 

夜行性のインコの仲間では、フクロウオウムというのがいますが、フクロウオウムは

3kgもある巨体で飛ぶことができませんし、見た目も少し違います。

 

しかし、ヒメフクロウインコは全長が24cm前後なので、アキクサインコやオカメインコに近い体格です。

そして見た目も、インコそのもの。

 

私ね、以前からヒメフクロウインコに注目していまして、たまにですが姿を探し求めているのです(ネット上)

そんな中、ある記事にたどり着いたのです。

ヒメフクロウインコは完全な夜行性なのに、一般のインコに比べて、暗視能力が少し劣るというのです。

 

これも散々記事にしておりますが、ニワトリを除けば、鳥は視力が優れていて、人間に比べれば暗視能力は

遥かに高いのです。昼行性の鳥は昼行性だから夜間に活動しませんが、その気になれば、暗闇で飛ぶことが出来ますし、

僅かな光(月明り)があれば、普通に活動できるのです。アキクサインコやカラスがその良い例なのです。

 

フクロウ~

カメラ~~

 

突然ですが、フクロウは目が大きいじゃないですか?カメラもね、レンズが大きい方が暗闇に強いのです。

多くの光を集めることで、活動できるのです。

夜行性の生き物はすべて殆ど目が大きいのがその証拠です。

補足をすると、夜行性の生き物は視力以外の気管も暗闇に特化して発達している場合も多いので、視力だけと

言う訳ではありませんが。

 

ヒメフクロウインコに話を戻すと、夜行性なのに、普通のインコより暗闇に弱いのでは?ってどうなの。

研究者の話では、夜行性なのに暗視能力が低いので、絶滅へ向かっているのでは?なんて言われているのです。

確かに、特に目が大きい訳ではないし、黒目の部分って小さいし。

 

何だか切ない。

 

何故、夜行性になったのかな?

 

 

 

おわり