数日前に嘔吐したアキクサインコのハルですが・・・・
元気です!!
どうやら、一過性の体調不良というか、食べすぎか、疲労か・・・
結局、嘔吐は1度限りで、完全復活しています。
上記の写真を撮った後、飛んだのですが、そのシーンも激写↓
超至近距離(20cm)でしたが、顔にピントが合っています。
ちょっと変わった角度ですので、不思議な感じがして、撮影者としてはうれしい。
前記事でハルを病院へ連れて行かないという話をしました。
再度、誤解のないように説明しますと、具合が悪ければ当然連れていきますよ。
ただ、私の判断としては1度の嘔吐以外、悪い部分が無かったので、行かなかったのです。
続けて嘔吐した場合や糞、しぐさに問題があれば、話は違っていました。
当家には掛かりつけの鳥専門病院があります。
優秀な獣医師だと思っています。
でも、人間と違って鳥は小さく儚い生き物です。
例えば、そんな重篤な状態でなくても、病院に行けば診察を受けて投薬も受けます。
よく使われるのが、抗生物質(抗菌剤)です。
抗生物質とは細菌にしか効力のない薬です。
何千種類もの中で、毒性の低い数十種類が人間や他の生き物(ペット、家畜等)に使われています。
話が脱線しますが、日本人は薬が大好きなので、風邪で病院へ行くと薬をもらえると思っています。
医師の方も効かないのは分かっているのに、抗生物質を出したりします。
風邪の原因はウィルスですので、抗生物質は無意味です。
昨今、流行のコロナもウィルスなので直接殺す薬はありませんし、今後も出来ません。
重篤な患者は入院して治療を受けているのに?
もちろん、治療はしていますが、対処療法をしているだけです。
ウィルスを直接、やっつけている訳ではないのです。
風邪のひき始めに・・・・というCMがありますよね。
咳の風邪には・・・・
熱の風邪には・・・・
風邪ってウィルスが原因ですので、直接効く薬は存在しません。
じゃあ、風邪薬って何?って思うでしょ。
風邪薬は対処療法の薬です。
熱を下げたり、鼻水を止めたり、咳を抑えたり・・・
症状に応じて、比率を変えているから
咳の風邪には・・・・
熱の風邪には・・・・
という、宣伝をしているのです。
そもそも、本当の風邪なら2~3日で自然治癒します。
だから、風邪薬は必要ないのです。
もし、高熱が出て苦しいのなら、鎮痛剤。
鼻水が止まらないのなら、鼻炎薬で十分です。
でも、日本人はそういう基礎知識が乏しいというか、薬大好きなので
総合感冒薬という訳の分からない風邪薬が売れているのです。
本当は、そんな訳の分からない薬に頼らず、自分の状態、症状を見極めることが
重要なのに・・・・
ちなみに、私というか、当家は風邪薬を買ったことがありません。
そもそも、風邪で病院へ行ったこともありません、家族全員。
ただ、症状が違う、熱の出方が違うという判断では行きますよ。
その場合、インフルエンザや中耳炎だという診断をうけることが多いのですが。
大きく脱線したので、鳥に戻します。
小さな鳥にとって抗生物質は大きな負担なのです。
抗生物質は善良な菌も殺しますし、免疫も低下させます。
一言で言えば、毒です。
でも、その毒をもって殺す必要のある悪い菌に対して使うのです。
毒を持って毒を制すというやつです。
生前、ちゅらは抗生物質の使い過ぎで、薬物性の肝炎の症状が出ました。
飼い主の判断で、投薬を中止、通院時に抗生物質の除外を獣医師にお願いしました。
その後、症状はなくなりました。
それを機に、処方される薬の名前や作用を確認するようにしたのです。
獣医師も嫌がらず、しっかり説明してくれました。
また、私からも薬の増減をリクエストすることもありました。
一緒に暮らしている飼い主だからこそ、分かる鳥の仕草や体調があります。
今はネットで薬の作用や副作用を調べることが出来ます。
人間ならまだしも、小さな鳥たちの命をすべて獣医師に託すという選択肢はないのです。
以前、お話ししたように、私にとって獣医師は崇める存在ではなく、こちらが使うスペシャリストなのです。
もちろん、直接こんなことを言えば、角が立つというか、獣医師のプライドを傷つけますので、
悟られず、穏便に・・・治療方針の説明を受けつつ、時には獣医師の知識の中で選択肢を模索してこちらから提案する。
治療に参加するというスタンスなのです。
あ~また少し脱線してしまいました。
結局、ハルの症状(1度の嘔吐)では病院へ慌てていく必要がないという判断を私はしたのです。
(何度も言いますが、嘔吐が続いたり、糞や仕草に異常があれば救急で行きますよ)
大丈夫なのに、病院へ行って無駄な投薬を受けたり、ストレスを与えるのは得策ではないというか、可哀想でしょ。
そこの見極めが難しいのですが・・・
おわり