アキクサインコの温度管理 |   Flying in the sky Sasuke

  Flying in the sky Sasuke

   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

冬らしくなってきましたね。

 

来週はもう一段、温度が下がるようです。

 

本日のすべての写真は風切りが生え揃った元気いっぱいのハル嬢です↓

 

 

 

一方、発情が強くなってきたアキクサインコのチャチャですが・・・

今のところ、産卵はしていません。

 

本日もカゴ移動をしています。

少し可哀そうですが、カゴ移動は大きなストレスになります。

未知の部屋に連れた行ったところ、水はおろか餌も食べなくなりました。

そのような状態なので、2時間程度を目途に戻し、餌、水、仲間、人間とのコミュニケーションを

とってもらい、またまた、移動します。

 

何とか、産卵は避けたい。

 

9月に卵を1つ産んで、あれから3か月弱。

このまま、発情をやり過ごしたいのです。

 

ただ、発情、産卵は生理現象というか、遺伝に書き込まれた本能です。

たとえ無精卵でも、必要なのではないか?とも思うことがあります。

しかし、過剰な産卵はリスクが高いので、結局は阻止するしかないのです。

 

本題に入りますと、

当家の鳥たちの温度は20度前後で設定しています。

暖房器具はひよこ電球(温度センサー接続)です。

 

何度も記事にしていますが、昨年は25度設定でした。

 

今年は9月から自然の温度低下に任せ、現在に至ります。

明らかに体の強いチャチャの温度帯は19度前半~20度強まで。

生後7か月のハルの温度帯は20度~21度強まで。

文鳥のシルバは19度後半~20度。

夜間はセンサーが反応してオンオフを繰り返し、上記の温度帯を維持しています。

 

昼間に関しては常に人間がいるので、今のところ、ひよこ電球が稼働すことはありません。

 

飼い主さんによっては、春夏秋冬25度前後を維持されている方、自然に任せて加温をしない方、

もっと高温な状態を維持されている方、いろいろだと思います。

 

突然ですが、人間の話になります。

 

北海道に暮らす方と九州の熊本に暮らす方はどちらが寒さに強いか知っていますか?

 

答えは熊本です。

 

何故って?

 

北海道は寒冷地ゆえに、住宅や服装すべてが寒冷地仕様なのです。

昔ならいざ知らず、現在では暖かい室内で快適な生活を送ることが出来るのです。

 

一方の熊本は・・・・普通の住宅が多いと思います。

もちろん、エアコンやこたつ、ファンヒーター等々の暖房器具を使うでしょうが・・・・

 

話を少し移動して。

 

熊本の一部と大分の一部は九州で最も寒い場所なのです。

知っていますか?

九州に縁のない方々は、九州=温暖とお思いでしょうが、大きな間違いです。

九州で本当に温暖なのは宮崎と鹿児島くらいなのです。

 

福岡にしても大分にしても冬場は氷点下3度や4度まで下がることがあります。

 

まあね、それくらいなら普通と言えば普通です、神奈川でもそこまで下がることがありますので、驚くことではありません。

 

でも、熊本の一部と大分の一部の最低気温は氷点下10度まで下がることがあるのです。

私が暮らして体験して、温度を計っていたので本当です。

 

そんな場所でも、特別な住宅ではないので薄いサッシ越しに冷気が室内に満ちます。

朝起きると、ガラスの内側の結露がカチカチに凍っているのです。

霜のように付く感じではなく、ある程度の厚みがある氷が室内で出来るのですよ、笑っちゃいます。

 

そういう場所は極端だとしても、普通の住宅に暮らす九州の人と暖房設備が整った北海道の人を比べれば

九州の人が寒さに強いのは納得できます。

 

ちなみ、個人的に思っていると訳ではなく、何かの実験結果です。

何処の記事だか忘れてしまいましたが。

 

そして、そう、鳥なのです、鳥。

 

例えば、年間25~28度を常に維持できる設備や志がある方は良いとして、これから1~2月は更に温度が下がります。

そうすると、窓を開けた瞬間、放鳥時等々、15度や18度の空気に鳥がさらされる瞬間があるのでは?

 

当家はあります。

 

カゴ移動をするので就寝時放鳥や、朝のリビング移動時、18度前後に鳥たちがさらされます。

昨年までは、ドキドキしていましたが、今年は特に気にならないのです。

 

昼のリビングも昨年は鳥の為に温度を上げることもあったのですが、今年は無し。

鳥たちの基本の温度帯が20度前後なので、一時的に17~18度になっても問題ありません。

 

それは、鳥に聞かないと分からない?

 

ですよね。

 

鳥たちの様子をお話ししますと、20度くらいで膨羽をすることはありません。

足も鼻も仕草もまったく問題なし。

当然、元気、元気!

 

 

 

例えば、昨日まで25度管理で本日から20度管理にしたのなら、膨羽をするでしょうし体調を崩すかも知れません。

 

しかし、当家の鳥たちは2か月かけて、温度に馴れたので平気なのです。

 

人間と単純に比較できませんが、温度の低い環境に馴れれば、寒さに強くなるでしょうし

一時的な環境変化にも対応できると思うのです。

 

そんなことも、温度帯を変更した理由の一つなのです。

 

一般的には25度前後がインコやフィンチにとって快適な温度と言われていますので

20度って、低いよねと思われる方もいると思います。

加温しない方から見れば、20度でも十分過保護にみえるかもですが。

 

だから、お勧めしませんし、私が正しい!なんて思っていませんよ。

 

ただ、以前からお話ししているようにオーストラリア原産のアキクサインコ、セキセイインコ、オカメインコ等々の自然種は

日本と同じような温度帯で1年を過ごしています。本来、オーストラリアの冬(8月)の低温を過ごす能力を持っていますので、

飼い鳥であっても、冬は温度を意図的に下げるというか・・・少なくとも、夏のような温度帯は避けたいのです。

 

そうすることに、何かのメリットが存在するか?分かりません。

 

あっ!一つメリットがあるとすれば・・・・

冬季は脂肪を蓄えるために食べます。たとえ温度が高くても本能なので食べます。

すなわち温度が高いと肥満気味になってしまうのです。

でも、温度が低いと脂肪を燃焼しますので、肥満防止になりますというか、それが自然です。

 

といろいろなことを考え、常に鳥たちをチェックしつつ、20度前後の管理をしています。

 

皆さんのブログを拝見すると、25度前後の管理をしている方が多数派で、加温なしの方はごく少数、

そして、当家のような20度管理も少数だと思います。

 

再度言います、お勧めはしませんが、参考までに。