アキクサインコに限らず、鳥は殆ど羽や羽毛で覆われています。
そんな鳥たちの皮膚が確認できるのが鼻と足なのです。
ただ、フィンチ類、その他の鳥たちの鼻腔は嘴のすぐ上についているので
所謂、鼻の皮膚は確認できません。
しかし、足は確認できますので、皮膚状態は良いか?貧血はないか?といった
確認はできます。
アキクサインコに話を戻すと、鼻(ろう膜)も見えますので、確認、観察することで
飼い主は多くの病気のサインを受け取ることができます。
当家のチャチャの発情は続いていますが、超健康体で元気です。
チャチャを迎えた時から、事あるごとに強い個体、強い個体とお話ししておりますが
その根拠の一つに、鼻の美しさがあります。
美しい?と言っても形が良いと言う訳ではありません。
いつ見ても、チャチャの鼻は適度な肌色で綺麗に通っています↓
そんなの当たり前?
でもね、私の知る限り、当家の来てからの1年3か月、いつ見ても変わりがないのです。
これって、やはり凄いことだと思います。
風邪を引いたり、内臓疾患があったり、貧血があったり、病の大小にかかわらず、
鼻は症状が出やすいのです。
チャチャはいつ見ても鼻はもちろん、足も綺麗で、クチバシも綺麗、羽並みもパーフェクト。
意識してというか、神経質に毎日毎日確認していても、隙が無い。
ちょっと怖い?神経質すぎ?
でもね、ちゅらの闘病を通して改めて、鼻の重要性を認識したのです。
下記の写真はちゅらが緊急入院(危篤状態)をする1か月前です。
鼻の穴の回りが少し赤みを帯びています。
そして、クチバシの色が悪い。
下記の写真は、ちゅらが緊急入院(危篤状態)する1週間前です。
やはり少し赤みがかった感じで、少し腫れているように見えます。
そして、クチバシの色が悪い。
当時はちゅらのみの単独飼いだったので、分からなかったのですが
チャチャを迎えて、比較することでよくわかりました。
下記の写真は危篤を乗り越えて1年経った写真です。
向かって左がちゅらで、右がチャチャです。
ちゅらの鼻の色が悪く、鼻の穴が小さくなっています。
そして、クチバシの色も悪く、貧血が出ています(ちゅらが亡くなる6か月前です)
ちゅらは緊急入院(危篤状態)を乗り越えましたが、退院後は鼻が腫れぼったくなり
穴の通りも悪くなってしまったのです。
皮膚病ではありません。
もちろん、病院へはずっと通院していたのですが、治ることはありませんでした。
ちゅらは大人しくて優しかった・・・
でも、それは性格というより辛くて辛くて仕方なかった、そうするしかなかったのかも。
そんなことを思うたびに、ちゅらに申し訳がなく、悲しくなります。
私が同種多頭飼いをお勧めする理由の一つに、小さな病変であっても比べることで体調変化に
気付きやすいということがあります。
ちゅらが残してくれた闘病という記憶で、チャチャやハルを守って行こうと思います。
ちなみに、ハルはチャチャほどパーフェクトではないですが、今のところ問題はありません。