当家の鳥たちに何かあった訳ではありません。
こんな記事を書くことは、誰かを傷つけるかもしれません。
でも、我慢できないのです。
逃げた鳥はどこへ?
失った飼い主さんは必死に探すでしょう。
何とか無事に戻ってきてほしい。
悲しくて、苦しくて、胸が張り裂けそうで。
でも、本当に苦しいのは鳥です。
恐ろしくて、途方に暮れて、空腹で。
奇跡的に飼い主さんの元へ戻ることもあるでしょう。
もしかしたら、何処かで優しい誰かに保護されているかも?
しかし、大半は、いや、ほとんどの鳥は戻ってきません。
それが何を意味するのか、皆さんはご存知です。
こんな記事は誰も書きません。
ふれてはいけないというか、不可抗力の事故です。
当家も、シルバのクチバシを不可抗力の事故で奪ってしまいました。
だから、鳥を逃がしてしまった飼い主さんの気持ちは分かるつもりです。
鳥を逃がしてしまった飼い主さんを批判するための記事ではないのです。
悲しい思いをする飼い主さんが減ることを願っての記事なのです。
私はたまに思うことがあります。
もし、文鳥のシルバが逃げてしまったら・・・・
シルバはクチバシがないので、むき餌や極小ペレット以外の餌を食べることが出来ません。
空に飛び立つシルバを想像しただけで、怖くて動悸がします。
そんなことを思うことで、自分を戒めます。
愛鳥を逃がさない為にはどうすればいいのか?
当家の場合
・リビング以外では放鳥をしません。
他の部屋に鳥が慣れてしまうと、活動範囲が広がる為、事故や逃がすリスクが広がります。
・放鳥時は必ず人が見ています。
これも事故やアクシデントに対応するためです。
・放鳥時、窓が必ず閉まっていることを確認します。
当然ですが、網戸の状態で外気を入れることも絶対ありません。網戸は経年で破れたり
外れたりします。そもそも、当家の場合、窓を開けることはありません。
・カゴを外に出しての日光浴はしません。
野良猫がいる訳ではないのですが、カラスはいます。何が起こるか分からないので、
日光浴は室内で行います。ビタミンの生成に問題が出てくるので、鳥が出れない
出窓は少し開けます。
・カゴの清掃はリビングで行います。
ほこりが出ようが、羽毛が飛ぼうが関係ありません。掃除機を掛ければよいのですから。
その他にも、アキクサ達が走り回る為、放鳥時の声掛けを頻繁に行っています。
家族それぞれが、鳥の居場所を意識して過ごします、というか、放鳥時、人間は
動かないようにしています。
それでも・・・・当家は大丈夫って思ったことは一度もありません。
鳥を逃がしてしまうということに日々おびえ、警戒して暮らしているのです。
神経質?病的?
それでもいいのです。
鳥たちの可愛い鳴き声や、激怒の叫びは、この部屋にいることで保障されているのです。
もし、万一、安易に放鳥をされている方がいらっしゃったら、少し考えてください。
愛鳥を逃がすということがどういうことなのか?
逃げた愛鳥を探す労力と絶望的な悲しみを考えたら、逃がさない為の労力は小さく、悲しみはありません。
*上記で使用した写真はシルバと今は亡きサスケが写っていますが、合成したものです。