アキクサインコのちゅらが飛べなくなって4か月。
ちゅらのリハビリを続けています。
獣医師の診断では骨折はなく、右の翼の炎症でした。
飼い主の判断として、急性期は安静を第一に考え、
急性期を抜けたであろう、2か月前より徐々にリハビリを開始しています。
最初は指にとまらせて、上下しつつ羽ばたき練習をしてもらいましたが、
最近は羽ばたき練習から、少しだけ勢いをつけて飛んでもらっています。
本人も飛べることが分かってきたようで、少しずつではありますが、
進歩してきました。
もちろん、大切な家族なので必要以上に無理はさせません。
体調や翼の状態を見つつ、1日に1~2度の練習です。
まだまだ、シルバの様に変幻自在とは行きませんが、
ちゅらは頑張っています。
そして、本題に入りますと・・・・
誤って愛鳥を逃がしてしまったという記事が
頻繁に拡散されています。
もちろん、早く見つかって飼い主さんの元へ
戻ることを願っています。
実を言いますと、少し前までは逃がしてしまった飼い主さんに
対して、冷たい感情を抱いていました。
しかし、シルバの事故以来、考え方が変わったというか、
偉そうなことは言えないということを自覚しました。
ほんの少しの油断や、慢心で事故が起こってしまうのです。
仮にシルバが逃げてしまったら・・・・
明るいうちはずっと探し続けます。
雨が降れば、雨にあたらない場所を探します。
夜になれば、夜露にあたらない場所を探します。
そして、いつも食べている餌を家の近くに撒きます。
寒くないか怖くないか、ずっとずっと想います。
言い方を変えれば、最悪、戻ってこなくても構いません。
シルバがお腹が減ってなくて、寒くなくて、怖くなければ
違う場所で暮らしていてもいいのです。
でも、現実は厳しいものがあると思っています。
愛鳥を逃がしてしまうということは
別れるということだと思っています。
もちろん、幸運にも再会できることもあるでしょうが、
奇跡に近い幸運だと思っています。
もう少し経てば、小鳥に装着できるGPSが一般人にも購入できる
かもしれませんが、今現在、愛鳥との別れを防ぐ為には
クリッピングが一番有効だと思っています。
ただ、クリッピングをすれば、鳥本来の飛翔力は無くなりますので、
思いっきり自由に飛び回ることは出来ません。
ぜんぜん自然ではありません。
しかし、人間に餌をもらって一緒に暮らすこと自体、自然ではないので
クリッピングのみを否定するのもおかしい話です。
こうして記事にすると、クリッピング肯定派のように見えますが、
私自身は、クリッピングをしません。
理由はシルバやちゅらが鳥だからです。
狭いカゴで暮らしているのだから、せめて放鳥時だけでも思ったところへ
飛んでもらいたいからです。
だから、クリッピングをしない覚悟を決めています。
ちなみに、別れる覚悟ではありません。
絶対に逃がさない(言い方が悪いけど)覚悟を決めています。
当家の場合、原因で一番多いと言われている、屋外での日光浴はしません。
室内でカゴを移動しつつ、網戸をした出窓の窓を少しだけ開けて日光浴をしてもらっています。
万一、他の窓を開ける場合は網戸を活用しつつ、鳥たちを一旦避難させます。
そして、網戸プラスレースのカーテンをしつつ、放鳥をします。
これは当たり前なのかもしれませんが、他にも囚人管理(笑)のようなことをしています。
絶対に外で一人ぼっちにしない為に。
これが、当家のクリッピングをしない覚悟です。
外で一人ぼっちになる鳥が減りますように、
もし一人ぼっちになった鳥がいたら、寒くないように怖くないように
安全な場所で暮らせるように、願っています。