ちゅらの闘病後記 |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

本日はちゅら(アキクサインコ)の闘病後記を記述します。

 

 

改めて簡単にご説明すると、

昨年9月に重度の感染症にかかったちゅらは、緊急入院をしました。

生死を彷徨った期間は2週間にもおよびました。

その後、退院しましたが水の多飲や体重減少の為、しばらく強制給餌を

行いました。

 

また退院後から今年の1月までは抗生物質を処方され

1日3回、飲ませ続けましたが肝臓病特有の多飲や緑色の尿酸は改善されず、

通院(4か月間)は終わりました。

先生曰く、肝硬変や糖尿病の可能性もあり、難しい状態だとのことでした。

(抗生物質は飼い主が来院すれば継続して出していただけるという説明でした)

 

その後、ちゅらのクチバシに内出血が出始め、肝臓病が進行していると

判断した私は、抗生物質の投与を中止しました。

全体症状(ほぼ良好)のわりに、肝臓病が進行しているという矛盾に疑問を感じるとともに

薬物性肝炎の可能性を疑った判断でした。

 

そして、抗生物質の投与を中止して約2か月

クチバシの内出血は完全に消失し、徐々に尿酸も正常に近くなり、水の多飲も少なくなりました。

 

以前にも記事にしましたが、これは獣医師の誤診ではありません。

 

当初のちゅらは重度の感染症になっていたので、抗生物質の投与は正しいハズです。

私としてはオウム病を疑っていたので、対応する抗生物質が入っていることも先生に

確認しています。それ以外にも、幾つかの抗生物質をブレンドしたものを

ちゅらは投与され、危篤を脱したのは事実です。

 

しかし、その後も抗生物質を投与し続けたちゅらは、肝臓病症状が強くなっていきました。

 

ちなみに、オウム病対応の抗生物質の標準投与期間は45~60日間です。

 

抗生物質投与期間が120日にも及んだちゅらの症状が悪化していったのは必然なのかも

しれません。そもそも標準投与期間が決まっているのは、幾つかの理由があります。

まず1つは、標準投与期間で細菌をせん滅できるということが証明されていること。もう

1つは、抗生物質は毒性があるので、必要以上に投与を続けると鳥にダメージを

与えること。要は諸刃の剣ということです。

 

これも記事にしていますが、ちゅらへの抗生物質投与が2か月を越えたころ、

私は抗生物質の投与中止を試みました。しかし、ぶり返し(細菌が復活)することを

恐れて、結局、数日で投与を再開しました。

あの時、抗生物質を中止していたら、もっと早く改善していたのかもしれません。

もちろん、悪化する可能性もあったので、何とも言えませんが・・・・

 

今にして思えば、

ちゅらが退院してしばらくしてからの通院では、エコー検査をして

内臓の肥大がほぼ収まっていることが確認されていました。

あの時、獣医師は抗生物質の継続投与を判断したのです。

実際のところは、投薬中止のタイミングだったのかもしれません。

しかし、投与を続けたため、抗生物質の副作用で薬物性肝炎を

発症したのだと思っています。

 

ここで改めてお話しすると

決して獣医師が悪いという話ではありません。

通院間隔が2週間だったり、4週間だったりとする中で、

病状を見分けるのは難しいはずですし、多くの鳥を

診察する鳥専門病院の獣医師なので、ちゅらの症状だけ

細かく注視する訳にもいかないハズです。

 

だから、見逃すというより、タイミングが悪かったのだと思っています。

 

でも、私たちにとっては大切な家族ですので見逃すわけにはいかなかったのです。

毎日、毎日、何度も何度も体重を計って、糞を見続け、顔色を見つつ

これはおかしいと思う時間が増えてきて、抗生物質の中止に至っています。

 

結果として、抗生物質中止後にすべてが好転したので、

ちゅらは細菌による感染症からの薬物性肝炎に

かかっていたのは間違いないと思っています。

 

難しい話になるのですが、

なんでもかんでも抗生物質を中止すればいいという訳ではないですし、

どなたにもおすすめできません。

それでも、このようなことがあったことをお知らせすることで、

何かのお役に立てればと考えています。

 

だって、小鳥って儚くて小さくて絶対守りたい家族ですものね。

 

当家のちゅらの定位置はここです↓

 

 

出口の前で、いつも外を見ています。

これも体調のバロメーターです。

具合が悪いとひよこ電球の側で丸まっていますので、

上の状態が続くということは、好調を維持している証拠なのです。

 

長文をお読みいただきありがとうございました。