ーとあるアミューズメントパークー
高畠「ちょっと早く来すぎたかな?」
高畠は少し早めに出てきたので、まぁ、気長に待とうと思っていたが、白井は直ぐに来た。
白井「お待たせしましたの。」
高畠「…。確か常盤台って制服じゃなきゃダメなんじゃなかったっけ?」
そう、白井は私服できたのだ。
白井「まぁ、バレなきゃいいんですの。それより、他に言うことありませんの?」
白井は服をパタパタさせながらいう。
高畠「え?あっ!うん。服似合ってるよ。」
白井「遅いんですの。//」
高畠「ごめんごめん。顔赤いよ?大丈夫?」
白井「な、なんでもありませんわ!さっ、行きますわよ!」
高畠「あっ、待ってくれよ。」
こうして、白井の計画デートはスタートした。
ーアミューズメントパーク内ー
白井「まずはあのスプライトダウンにでも乗りましょうか?」
高畠「なんだかよくわからないけど、いいいよ。」
白井「決まりですわね!」
****
白井「はぁー!最高でしたわ!」
高畠「そうだね!」
白井「次はどこに行きます?」ニッコリ
そこには満面の笑みの白井の顔があった。
高畠:ドキッ!(なんだ?なんで白井さんの笑顔にこんなにドキドキしてんだ?)
高畠「そうだね…あ、あれなんてどう?」
ーお化け屋敷ー
白井「…」
高畠「あのー、白井さん?もしかして怖いの?」
白井「そ、そんなわけありませんわ。」
だが、その両手はしっかりと高畠の腕を掴んでいる。
白井「は、早く参りましょう?」
白井は上目遣いで高畠を見る。
高畠「そうだね。(だからなんでいちいち白井さんの顔にドキドキしてんだよ?) 」
ーお化け屋敷の外ー
白井「もう二度とごめんですわ…。」
高畠「めっちゃ怖がってたもんね~。」
白井「う、うるさいんですの!」
白井はポカポカと高畠を叩く。
高畠「はいはい。ごめんよ。」
こうして2人は楽しい時間を過ごした。
ーナイトパレードー
白井「きれいですのー。」
白井はうっとりとパレードを見ている。
高畠「そうだね。」
高畠もしっかりと見ておこうと思った。なにせ自分が学園都市にいられる時間は短いのだから。
白井「ねぇ、高畠さん?」
高畠「なに?」
白井「私のこと、『黒子』って呼んでいただけません?」
高畠「え?いや!でもいきなり名前ってのも、やっぱり白井さんでよくね?」
白井「…。」
高畠「あの、白井さん?」
白井「…。」
高畠「…。く、黒子?」
白井「はい?なんですの?」
高畠「わかりました。俺の負けです。」
白井「よろしい。私もあなたのことは『望さん』とお呼びしますわね?」
高畠「どうぞ、なんなりと。」
そうして白井と高畠のデートは終わった。
ー御坂と白井の部屋ー
白井「ただいまー、ですの。」
御坂「おかえり。感謝してよ?寮監の目を誤魔化すの大変だったんだから。」
白井「ありがとうございます。お姉さま。」
御坂「それで、どうだったの?デート。」
白井「べ、別に普通のデートでしたのよ。」
といってカバンの中身を片付けていると白井は見覚えのない小箱を見つけた。
白井「はて?こんなものいつ入ったのでしょうか?」
御坂「どれどれ?黒子、空けてみなよ?」
白井「はい。…えっ?」
そこに入っていたのはそのアミューズメントパーク限定のネックレスと高畠からのメッセージカードだった。
白井「…///もうっ、あの方ったら。」
御坂「やるわねぇ、高畠さん。」
ー夜、土御門の部屋ー
土御門「よし、じゃあ高畠いくかにゃー。」
高畠「ああ。」
土御門「なにせ今日が最初の打ち合わせだからにゃー。」
パアア
高畠のお札が光る。
高畠「もしもし?サーシャ?どうしたの?えっ、ああ、うん。いいよ。じゃ。」
土御門「サーシャ=クロイツェフからか?なんだって?」
高畠「公園で待ち合わせしていこうだって。」
土御門「了解。」
その後、サーシャと合流し、打ち合わせのホールへ向かう。
ーとある施設のホールー
例の謎の組織解明のメンバーが全員集合していた。
土御門「えー、今日はみんな集まってくれてご苦労様。まぁ、みんな見知った顔だと思うが、一応ここにいる多くがこの人誰って思っている人物を紹介するにゃー。」
土御門「サーシャ=クロイツェフの隣にいる忍者装束の男が今回のメンバーの1人、高畠望だぜよ。」
アニェーゼ「ひとつ質問いいですか?」
土御門「なんにゃー?」
アニェーゼ「あの方はどうして、今回のメンバーに入っているのですか?」
土御門「さぁ?それはアレイスターに聞かないとわからないにゃー。だが、彼は忍術の達人ってのは確かぜよ。」
アニェーゼ「なるほど。」
土御門「では、次に途中経過を報告してくれにゃー。」
神裂「私とステイルはこの期間に5人の魔術師を倒しました。」
ステイル「いずれも、使ってくる魔術は大したことなかったね。」
アニェーゼ「我々は3人の魔術師と戦いました。やはり、いずれも戦闘力はそこまでではないかと。」
建宮「俺ら、天草式は合計して15人位とたたかったのよ。まぁ、いずれも敵じゃなかったのよ。」
サーシャ「第一の回答ですが、私は高畠さんと出会った時の一回きりです。」
土御門「なるほどにゃー、でも、合計しても数が少なすぎるんぜよ。」
高畠「本星のヤツらはどこかに潜んで、戦力を保持しているというところだろう。」
土御門「ふむ。兎に角このまま調査を続けてくれにゃー。では、ここで解散ぜよ。」
集会が終わり、各々は自分の持ち場へ帰っていった。
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