長岡弘樹「幕間のモノローグ」 | まんまる日記-落語 演劇 映画 スポーツ観戦 読書の日々

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今日は寄席 明日は帝劇 昨日は丸ピカ ある時は後楽園ホール 雨の日には読書も

長岡弘樹さんの

「幕間のモノローグ」です。

例によって初読み。 

この方、「教場」でお馴染みですが

残念ながら、私は、ドラマ見てないし、本も読んでない。

漫画は読みましたが•••

 

「幕間の」は、アクターズ•スクールが舞台の短編集。

南雲草介というベテラン俳優であり、スクールの講師が

教え子たちの周りに起こる様々な事件を解決したり

事実の奥にある真実を炙り出していく

というお話。

 

全八章

「殺陣の向こう側」

ベテランの斬られ役•久積亮三の奥さんが

ひったくりに遭う。

現場に居合わせた南雲。

犯人は、若手の斬られ役。

その確証を得る為、南雲が取った手段とは••••

 

「汚れ役の歌」

スクールの卒業生で、ちょっと売れた時期は

あったものの、今や、鳴かず飛ばずの矢棉素実。

彼女が、今、やっている仕事は

「万引き係」

スーパーで万引きをして、万引きをしそうな客の前

で捕まり、注意喚起するという仕事。

こんな仕事あるんですね。

その姿を見た、南雲が取った行動は•••

 

こうした話が八章。

読みやすく、楽しめました。