横浜中華街を食べるシリーズで今回は「一楽」さんに行ってきました。最近よく見るグルメ系youtuberでもよく見かけるお店でどんな料理を頂けるのか楽しみ。
なんと創業は昭和二年からの老舗とのこと。期待が膨らむ。
○一楽
開店時刻5分前くらいについて先客は三組ほど並んでいた。意外と余裕かと思っていたら中に入ってびっくり。予約の方が多いみたいで自分たちの4組くらい後ろから満席で入れない様だった。
危ない危ない。人気店を甘く見てはいけませんね。
○メニュー
さすが中華三千年の歴史かメニューの量はかなり豊富なため、メニューは抜粋しました。他にも肉や海鮮、点心からコース料理まで幅広く取りそろえられていた。
そしてこれだけメニューがあると悩む悩む。
一押しの炭火焼きチャーシューは必須。メインは炒飯でいきたいが炒飯だけでも四種もある。別皿で頼むためチャーシュー炒飯は外して、黒醤油か海鮮かあんかけか。
悩んだ末に炒飯コーナー一番上の黒醤油炒飯に野菜から揚げ茄子のスパイス炒めと点心からエビにら餃子を追加してストップ。このラインナップで挑みます。
○炭火焼きチャーシュー
おお、これぞまごう事なき中華のチャーシュー。
ほんのりと朱く身を染めたチャーシューは余計な脂を落としつつもしっとりとしていて、食べ応えと柔らかさを両立させている。やや甘めに味付けながら香辛料の香りも加わってこれは旨い。
さすが、一楽の看板メニューだけあって素晴らしいクオリティ。
○揚げ茄子のスパイス炒め
野菜といいつつジャンクな印象のスパイス炒め。
揚げ茄子にピリリとしつつサクサクで香ばしい謎のスパイスが大量にかかっている。茄子は揚げたてアツアツではふはふしながらじゃないと食べられない。茄子にやや芯が残っていて残念。
しかし、このスパイスはクセになる。茄子を全て食べ終わった後にもスプーンですくってつい食べてしまう。体に良くないと分かっていながらやめられないとまらない魔性のスパイスであった。
○エビにら餃子
やや小ぶりなエビにら餃子。1個300円はやや割高か。
味の方は安全安心の美味しさ。カリカリの外側を抜けるとプリプリのエビが顔を出してくる。香ばしい匂いとともに入ってくるニラも餃子と合わない訳が無い。
一瞬で無くなってしまった。
そういう意味でもコスパは良くない・・・か。
○黒醤油炒飯
醤油で健康的に色づいた黒醤油炒飯は見事なまでにパラパラに仕上がっており、家庭では真似ができないプロの技を見た。箸ですくう事は困難と言って良いでしょう。
エビやネギなどが沢山入っており醤油の香ばしさと相まって旨味が存分に引き出されている。王道のチャーシュー炒飯ほどわかりやすい美味しさでは無いと推測しますが、黒醤油炒飯にはいぶし銀な美味しさがあるように感じる。
食事を終えてトイレに入ったら昭和30年代の一楽さんの写真が飾ってあった。歴史あるお店で食事を頂けた事に感謝ですね。
***************************
「一楽」
神奈川県横浜市中区山下町150
電話番号:050-5869-4183
営業時間:11:30~15:30(土日祝は16:30まで)
17:00~21:30(金・土は22:00まで)
定休日:月曜日と第三火曜日
食べログはこちら