6月14日(金)

ウランバートルの早朝の気温は6°、今日は7時45分のミアットモンゴル航空で帰国なので、4時30分にホテルを出ました。モンゴルに来て初めて朝日も見ることができました。




空港に向かう道中ウランバートル市内に、新モンゴル日馬富士学園があります。元横綱の日馬富士理事長がモンゴルの子供達の為に2018年に設立、幼稚園から高等学校までの一貫校で、在校生徒数1600人。勉強だけでなく、スポーツや芸術にも力を入れており、日本の教育をする学校でもあり日豪の友好の架け橋になっています。




気になっていたモンゴルの地域猫の冬の過ごし方をガイドさんに伺うと、-30°の厳しい冬も屋外で暮らしているそうです。ワンちゃん達も同じで、モンゴルの子達は厳しい冬を乗り越えています。日本の冬をこの子は達はきっと「こんにゃの全然寒くないにゃ」って思うのかな。




あと、モンゴルで高齢者をあまり見かけなかったのでこのこともガイドさんに尋ねると、モンゴルの人口の6割が38歳以下で、男性の平均寿命が65歳、女性の平均寿命は70歳だそうです。長寿大国日本だとこれからまだまだ30年はありそうですよね。




結婚も早婚で殆どの若者が20代前半で結婚をするそうです。「だって私達早く死んじゃうから」と。なるほど、子供の成長過程を見守る為にも早く結婚をすのですね。




こちらの方がお茶がわりに飲むミルクティも塩が含まれていたり、食事の味付けも濃く、石器時代から羊、ヤギ、ヤギの乳、肉食を好む文化なので高血圧やLDLコレステロールも関係するのかもしれません。しかし高カロリーのものを摂取しエネルギーを蓄えないと厳しい冬を乗り越えられないし。食生活も寿命に関係あるのかなと思いました。




旅行に来るとその国の歴史や文化を学ぶことで、大変勉強になります。コロナ中、せっかく日本人に生まれてきたのだから日本の建国について勉強をしようと、縄文時代、弥生時代、古事記、、近代と進めているのですが、知らないことだらけで勉強すればするほど落ち込む毎日です。勉強をしなかったら、その知らないことすらも知らなかったと思います。古事記は世界最古のミュージカルだと思いました。古事記が面白くて笑いながら勉強できました。




帰りのフライトで窓から関東平野が見えたとき、この見事なまでの美しさは日本人しかできない、これぞ日本の文化だと感動しました。





成田に着いて早速食べたかったお寿司を頂きました!奮発して特上寿司。いや~美味しいですねぇ。日本のお食事は最高に美味しい♪




今回のモンゴルの旅もとても有意義でした。異文化に触れることは楽しいです。草原から世界を制したチンギス・ハーンを改めて知ることもできました。次回の旅は8月にクロアチアを予定しています。お付き合いを有り難うございました。


6月13日(木)

ウランバートルの朝の気温は9°晴れ、日中19°まで気温が上がるそうです。ウランバートルの人口は約169万人、福岡の人口とほぼ同じなんですが、ウランバートルだけ見てるととても人口が日本の40分の1とは思えないほどです。写真は撮れなくて残念でしたが、ホテルの前で一瞬シャッと横切ったにゃんに出会いました。2にゃん目です。




モンゴル人に比べると日本人の平均身長は伸びたといえ、まだまだ華奢で小柄です。石器時代から羊、ヤギ、ヤギの乳、、主食が肉食の民族だからきっとDNAが違うんでしょうね。モンゴル人力士が強いワケだ。。。




ホテルで朝食後、これからウランバートル駅に向かいシベリア鉄道に乗車し、モンゴルの雄大な平原を見に行きます。ウランバートルのホテルは朝食に羊やヤギの食材が使われてないので助かります。もう敏感になってしまい臭いや一口味見しただけで羊やヤギのダシが使われてるかどうかも分かります(笑)

乗客の方で、猫リュック宇宙船ドーム型に入った茶トラ(猫)を一緒に乗車されてる方がいました。3にゃん目。





シベリア鉄道は、ロシア連邦のシベリアとヨーロッパロシアを東西に横断する鉄道です。全長は9,297キロメートルで、世界一長い鉄道です。プラットホームにVIVANTのチンギスがいました!(笑)モンゴルの警察官と警察犬です。長身でなんかカッコいい♡





終戦後、シベリアをはじめとするソ連領内の各地へ連行された日本の軍人・軍属はマイナス30度を下回る厳しい環境で強制労働を強いられました。衛生環境や食料事情も悪く、飢えや病気によっておよそ6万人が命を落としました。当時の方々もここに座って連行をされたと思うと、、感慨深いです。




個室はこんな感じで2段ベッドで4人入れます。ドリンクの車内販売もあったり楽しい時間でした。





ウランバートル駅から約1時間、壮大な草原を眺めながらダワニ駅で下車。日本の線路より線路幅が広いです。駅のトイレは、草原にポツンと一つだけ小屋がありそこで用を足しますが、当然ボットン便所でトイレットペーパーも手洗い場所もありません。「除菌ウエットアルコール入り」に心から感謝だわ。





ドライバーさんが先回りして既に到着しています。車に乗り換え、ダワニ駅から南西方向に約69㎞、ホスタイ国立公園に到着です。ランチはホスタイのツーリストキャンプで。現地の羊肉料理オンリーを想定してましたが、私には有難いバイキングでした。このチキンとても美味しかったです♪





ホスタイにもツーリストゲルがありましたがこちらはほんまもんのゲルで、当然なからゲル内に洗面所も風呂もトイレもありません。





遊牧民疑似体験がしたかったらホスタイでしょうね。こちらのゲルは白人のゲストが多かったです。たぶん、、虫コナーズは屁の突っ張りにもならんでしょうね。私はテレルジのツーリストゲルで心から良かったと胸を撫で下ろしております(笑)




ホスタイ国立公園は、モンゴル原産馬のタヒ(モウコノウマ、プルジェワルスキーウマ)が保護されています。この子を見に行く為に四輪駆動に乗り換えて、オフロードレースかって程の補正されてない道を片道約30分掛けて行きました。平原の美しさを目に焼き付けながら。




 

まるで映画のワンシーンのような美しさです。空の青さと緑だけの世界。





360°どこを見てもこの景色です。何も飾らない自然だけの景色が一番美しいんだなと思わされます。





世界で唯一の野生馬で、自然に生きている野生馬(モンゴル馬)はモンゴルにしか居なくて幻の馬と言われています。





野生のタヒは人間に近づかないので、高原の山の斜面にいるタヒを望遠鏡からスマホで写した画像です。姿を現さないこともあるらしいので見れてラッキーでした。





一度は絶滅したタヒ(現在は200馬以上になっている)を再び野生に戻すための環境が整備される中、他の野生動物たちの数も増え、現在では50種類以上の哺乳類、220種類以上の鳥類、2種類の両生類、3種類の爬虫類が観察されているそうです。




帰りは大渋滞にハマり、ホテル到着が遅くなってしまいました。ホテル内の中国料理で夕食を済ませたので、早く休みたいと思います。今日も疲れたけど充実した一日でした。



6月12日(水)

テレルジの気温は12°晴れ、日中は19°まで上がるそうです。夜中に雨が降りましたが、朝は快晴で新緑がとても美しいです。





キャンプ内にあるリゾートホテルで朝食を頂いてから、食後は一路ウランバートルに戻り市内観光です。ちなみにウランバートルの意味は、ウラン→赤い、バートル→英雄だそうです。ちなみに「チンギス・ハーン」の意味ですが、チンギスはモンゴル語で「勇猛な」、ハーンは「最高の」という意味で、チンギス・ハーンとは「勇猛な大王」という意味です。





ザイサンの丘。

ウランバートルの中心にあるスフバートル広場より約3㎞に位置する場所に、ウランバートルの街を一望できる丘があります。この丘は1971年にソ連の戦士の偉業を称えたモニュメントです。





この丘の頂上には周囲60m、幅3mの輪の内側にモンゴルと旧ソ連の友好を表したモザイク画が描かれています。過去から現在(71年)までの絵巻になっています。その絵の中に、日本の日章旗が踏み折られているものもありますが、2012年モンゴル・日本は外交樹立40周年を迎えています。現在、多くのモンゴルの人々は親日家と言われています。





頂上へと続く長い一本道は640段あります。モンゴルの人達は入学式や卒業等の節目にこの丘に登ることが多いらしいです。昨日のアリアバル寺院といい、旅は過酷です(笑)ふくらはぎとすねが筋肉痛状態です。





ウランバートルに戻ってからは道という道は大渋滞です。テレルジからの大草原とのギャップが大きい。正午のウランバートルの気温は16°、標高が高いので日差しが強いです。




ガンダン・テグチンレン寺院。

モンゴルで一番大きな寺院。ウランバートルにあるラマ教の総本山ともいうべき場所です。





ガンダン寺の一番奥に観音堂があり、中に入ると高さ25mもある大きな観音菩薩(モンゴル名メグジド・ジャナライサク)が立っており、この観音様は目を治すといわれています。




ガンダン寺でモンゴルにゃん第1号!しかしモンゴルのにゃん達は-30°を越える冬をどうやって過ごしてるんだろう。




ランチはモンゴル料理の名物のホルホグ。モンゴルの伝統料理の一つで羊の蒸し焼きです。羊のスープもあって羊づくしでした。私は羊肉は匂いも味も苦手で、炒飯のみ頂きました。





スフバートル広場。

スフバートル広場は、アジアで最も大きな広場の一つです。中央にある広場の名前にもなっている英雄スフバートルの騎馬像は、1921年のモンゴル革命時に活躍し「近代モンゴル軍の父」といわれる英雄で、1923年に30歳で亡くなりました。





像は1946年に建てられ、広場で堂々と人々を鼓舞しています。その台座には「わが人民が一つの方向に、一つの意志に団結するならば、我々が獲得できないものはこの世に一つとしてない」と書かれているそうです。このスフバートル広場から1989年の民主化要求デモは広がっていったそうです。





この広場の周りには国会議事堂,政府官邸,証券取引場,またその他の重要な建物が集まっています。中央にチンギス・ハーンが鎮座してるのは国会議事堂です。2013年にスブバートルからチンギス・ハーンに広場の名称が変わったそうですが、国民からこれまで通りスブバードルのままがいいということでまた元の名称になったそうです。





こちらはドラマ・VIVANTに出てきた「バルカ国際銀行」。こちらもスブハードル広場に面した位置にあり、実際は国立オペラ・バレエ劇場なんですって。なんと今回お世話になったガイドさんが堺雅人の通訳をされたそうです。阿部寛がめちゃくちゃカッコよかったとトキメイテおられました。





チンギス・ハーン博物館。

チンギスハーン博物館は2024年、世界で訪問すべき博物館の1つに選出されました。モンゴル帝国を中心に、それ以前の遊牧国家や、その後チンギス・ハーンの子孫たちが治めた地域の歴史を扱う9階建ての大きな博物館です。館内は撮影禁止でした。





夕食はモンゴル風しゃぶしゃぶ。牛、鶏、羊肉ですが、一人用しゃぶしゃぶなので羊肉は食べません。朝食にも羊肉のスープが付いてるし、お茶がわりに飲むスーテーツァイ(ミルクティ)はヤギのお乳だし(羊じゃないけどこちらも少し癖がある)、モンゴルは羊肉やヤギは避けて通れません(笑)こちらのコースはガイドさんと3人で頂きました。





今夜のお宿は最初に泊まったウランバートルの中心地のホテルで連泊なので、朝の荷造りがないので楽です。こちらのホテルは広いし綺麗だしおまけに日本様式なので使い勝手がすこぶるいい。今、夜の21時30分ですが、ようやく日が落ちてきた感じです。明日はシベリア鉄道に乗って西の方へ行きます。