6月12日(水)

テレルジの気温は12°晴れ、日中は19°まで上がるそうです。夜中に雨が降りましたが、朝は快晴で新緑がとても美しいです。





キャンプ内にあるリゾートホテルで朝食を頂いてから、食後は一路ウランバートルに戻り市内観光です。ちなみにウランバートルの意味は、ウラン→赤い、バートル→英雄だそうです。ちなみに「チンギス・ハーン」の意味ですが、チンギスはモンゴル語で「勇猛な」、ハーンは「最高の」という意味で、チンギス・ハーンとは「勇猛な大王」という意味です。





ザイサンの丘。

ウランバートルの中心にあるスフバートル広場より約3㎞に位置する場所に、ウランバートルの街を一望できる丘があります。この丘は1971年にソ連の戦士の偉業を称えたモニュメントです。





この丘の頂上には周囲60m、幅3mの輪の内側にモンゴルと旧ソ連の友好を表したモザイク画が描かれています。過去から現在(71年)までの絵巻になっています。その絵の中に、日本の日章旗が踏み折られているものもありますが、2012年モンゴル・日本は外交樹立40周年を迎えています。現在、多くのモンゴルの人々は親日家と言われています。





頂上へと続く長い一本道は640段あります。モンゴルの人達は入学式や卒業等の節目にこの丘に登ることが多いらしいです。昨日のアリアバル寺院といい、旅は過酷です(笑)ふくらはぎとすねが筋肉痛状態です。





ウランバートルに戻ってからは道という道は大渋滞です。テレルジからの大草原とのギャップが大きい。正午のウランバートルの気温は16°、標高が高いので日差しが強いです。




ガンダン・テグチンレン寺院。

モンゴルで一番大きな寺院。ウランバートルにあるラマ教の総本山ともいうべき場所です。





ガンダン寺の一番奥に観音堂があり、中に入ると高さ25mもある大きな観音菩薩(モンゴル名メグジド・ジャナライサク)が立っており、この観音様は目を治すといわれています。




ガンダン寺でモンゴルにゃん第1号!しかしモンゴルのにゃん達は-30°を越える冬をどうやって過ごしてるんだろう。




ランチはモンゴル料理の名物のホルホグ。モンゴルの伝統料理の一つで羊の蒸し焼きです。羊のスープもあって羊づくしでした。私は羊肉は匂いも味も苦手で、炒飯のみ頂きました。





スフバートル広場。

スフバートル広場は、アジアで最も大きな広場の一つです。中央にある広場の名前にもなっている英雄スフバートルの騎馬像は、1921年のモンゴル革命時に活躍し「近代モンゴル軍の父」といわれる英雄で、1923年に30歳で亡くなりました。





像は1946年に建てられ、広場で堂々と人々を鼓舞しています。その台座には「わが人民が一つの方向に、一つの意志に団結するならば、我々が獲得できないものはこの世に一つとしてない」と書かれているそうです。このスフバートル広場から1989年の民主化要求デモは広がっていったそうです。





この広場の周りには国会議事堂,政府官邸,証券取引場,またその他の重要な建物が集まっています。中央にチンギス・ハーンが鎮座してるのは国会議事堂です。2013年にスブバートルからチンギス・ハーンに広場の名称が変わったそうですが、国民からこれまで通りスブバードルのままがいいということでまた元の名称になったそうです。





こちらはドラマ・VIVANTに出てきた「バルカ国際銀行」。こちらもスブハードル広場に面した位置にあり、実際は国立オペラ・バレエ劇場なんですって。なんと今回お世話になったガイドさんが堺雅人の通訳をされたそうです。阿部寛がめちゃくちゃカッコよかったとトキメイテおられました。





チンギス・ハーン博物館。

チンギスハーン博物館は2024年、世界で訪問すべき博物館の1つに選出されました。モンゴル帝国を中心に、それ以前の遊牧国家や、その後チンギス・ハーンの子孫たちが治めた地域の歴史を扱う9階建ての大きな博物館です。館内は撮影禁止でした。





夕食はモンゴル風しゃぶしゃぶ。牛、鶏、羊肉ですが、一人用しゃぶしゃぶなので羊肉は食べません。朝食にも羊肉のスープが付いてるし、お茶がわりに飲むスーテーツァイ(ミルクティ)はヤギのお乳だし(羊じゃないけどこちらも少し癖がある)、モンゴルは羊肉やヤギは避けて通れません(笑)こちらのコースはガイドさんと3人で頂きました。





今夜のお宿は最初に泊まったウランバートルの中心地のホテルで連泊なので、朝の荷造りがないので楽です。こちらのホテルは広いし綺麗だしおまけに日本様式なので使い勝手がすこぶるいい。今、夜の21時30分ですが、ようやく日が落ちてきた感じです。明日はシベリア鉄道に乗って西の方へ行きます。