こんにちは。

ワーママ夏川です。


(自己紹介はこちら) 




今日はこちらの本から。



俳優の栗原類さんのお母さん、

栗原泉さんの著書


ブレない子育て 発達障害の子、

「栗原類」を伸ばした母の手記




我が家は息子が学習障害の可能性があるので、障害を持つ子どもの親はどういう姿勢で子育てをしてきたのか参考にしたくて選んだんだけど、子どもをひとりの人間として尊重する姿勢を随所で学べるで、障害の有無関係なく、お勧めの一冊です。


本書の中で、子どもに忖度を強いる日本の教育について問題提起しています。一部抜粋しますね。


​具体性に欠けるアドバイスや指示を出す人ほど、その人の気に入るような結果にならないと不満をあらわにしたりしますが、そういう人の「気にいる」の振り幅は大概狭いのです。
具体的な指示を出すといのは自分自身の許容範囲を再認識するきっかけにもなり、自分が成長するヒントにもなります。



​「走っちゃダメ」→子どもが止まる、「走ると怒られるけど、じゃあどうするか」に関して子どもが忖度するのが当たり前です。その当たり前を誰も疑わないし、そんなものを「忖度」とまで言わない、それくらい自分で考えさせろと言う人もいるでしょう。だけどそういう人はきっと、走っちゃダメだからスキップしようと子どもが自分で考えてスキップしたらそれに対してもダメと言うでしょう。それは自分で考えるのではなく、忖度させているのと同じです。

(引用ここまで)



日本の忖度文化って、

縦社会で上に立つ人の横暴よね。



相手に何を求めているのか

言葉にする努力を放棄して、

「分かって当然」と

不機嫌な態度や曖昧な言葉で指示を出す。



だけど、本当は

自分が相手に何を求めてるか、

当の本人が分かってなかったりする。



自分のことなんて分かってて当然と思うけど、

本当は自分のことだって努力しなきゃ理解出来ない。

その努力を放棄して、

子どもに「そのくらい自分で考えろ」というのは都合が良すぎる。



周囲に不満が多い人は

「じゃあどうしたら自分は満足するのか」

を理解してないから、

それを的確に周囲に伝えらず、

結果不満の多い現実になり、

イライラモヤモヤしてる。



自分の思いや要望を具体的な言葉にするということは、

自己理解に繋がり、

自分の好みや傾向を知ることで対策が取れ、

イヤイヤモヤモヤって減っていく。



結局、子育てに限らず、

他人とのコミュニケーションは

自分とのコミュニケーションよね。




私自身、子どもに

「それやめて!」と言う場面が結構あるので、

「じゃあどうして欲しいのか?」

「それは何故か?」

都度、考えて言う、と習慣化しようと実践中。



これが結構、頭使うんだな。

オススメです。