15年以上うつ病で、1日の半分以上布団の中だったと思う。2009年に入院したころは息子に「もうすぐ死にそうな人の顔だった」と言われた。
睡眠薬を飲めば寝られるようになったのは、
入院して外界から隔離された(私にとっては、かくまってもらった感じ)おかげでもある。
薬を整理して一つになり、それが効いたおかげでもある。
でも一番のきっかけは
寝た。病院でも寝たけど退院してもこんこんと寝た。
ブックスダイエット、脳疲労をいやすという方法を知っていたから。
健康に悪いことでも好きならやめない。
健康に良いことでもやりたくなければやらない。
健康によくて好きなことを一つはじめる。
当時の私にとって一番やりたいことは
ごろごろしてぬくぬくして寝ること。
というより、動けない。
お医者さんは規則正しい生活というけど、無理。
朝起きてお日様にあたれというけど、無理。
健康に悪くても、起きたくなるまで寝てた。
いつ起きたくなるかというと
トイレに起きたら
新聞小説を読みたい。
そうすると、お日様があるうちに
洗濯を干したくなる。
洗濯機をまわす。
お茶を飲む。黒糖たっぷり。
干し終わると昼になってる。
また寝る。
そんな生活。
あとから知ることになる。
これがよかった。