東京芸術劇場プレイハウスで上演されているミュージカル『ジェーン・エア』 | to-be-physically-activeのブログ

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 本日は,東京芸術劇場プレイハウスで上演されているミュージカル『ジェーン・エア』を観に行く。東京芸術劇場でお芝居を観るのは初めてだが,西池袋にあり駅から徒歩2分なので迷うことはなさそうである。ジェーン・エアと親友のヘレン・バーンズは上白石萌音さんと屋比久知奈さんの役替りWキャストである。今回は上白石さんがジェーン役の舞台を選択した。エドワード・フェアファックス・ロチェスターを演じるのは井上芳雄さんである。井上さんは,1月の『エリザベート』(博多座)に続き,3-4月は『ジェーン・エア』に出演。さらに6月からは『ムーラン・ルージュ!』(帝劇),9月からは『ラグタイム』(日生劇場)への出演が決まっている。まさに驚異の体力である。ミュージカルや演劇に情熱を傾けている井上さんに拍手を送りたい。

 『ジェーン・エア』は,シャーロット・ブロンテの小説が原作で,ビクトリア朝時代のイギリスを舞台に,孤児であるジェーン・エアのこどもから大人になるまでの成長の軌跡を描いたドラマである。幼少期に辛い虐待を受け,ローウッド学院に進学してからも悪意に満ちた扱いを受けて反抗的な生徒になったジェーンは,同学の友人であるヘレン・バーンズの励ましと導きによって学業に専念し教師となる道を選ぶ。ほぼジェーンと同年代であるにもかかわらず,いつも冷静沈着で人生を達観したような大人びた言葉で人として生きる術をジェーンに語るヘレン・バーンズは小説の前半でもとても重要な役割を演じている。舞台での上白石さんと屋比久さんがどのように難役を演じ切るのかに注目したい。