野球のWBCの日本代表と中日の壮行試合の第2戦(3月4日)は,佐々木朗希投手の好投などもあって4対1で日本代表が勝利を収めたようです。第1戦は大敗だったので,なんとか代表としての名誉は挽回したようですが,打線は湿りがちで本番が危ぶまれます。
球春到来で,アマチュア野球も活動を開始のようで,同僚の小学生の息子も少年野球に夢中になってがんばっているとのこと。我々が子供の頃に経験した草野球とは違って,最近の少年野球は道具やユニホームを揃えるのにもお金がかかるそうです。なんでも長打を狙うには軟式野球用の特別なバットも必要になるようで,高価なものではバット1本で5万円以上もすると同僚(女性)は嘆いていました。
確かに野球道具の老舗のミズノのホームページで,現在評判の軟式用バット「新ビヨンドマックスレガシー」の値段を調べたら税込で¥52,800となっていました。バットの素材は金属ではなくウレタンのようで,打撃の際のボールの変形を抑え反発力を最大にし実験では最大113 mもの飛距離を実現できるそうです。いまや軟式野球は金属バットの時代ではなく,ウレタンバットの時代なのだなと認識を新たにしました。
どんなに良い道具を使っても,誰もがホームランバッターになれるわけではありません。長距離打者になるためには基礎体力や技術が第一なのは,今も昔も同じです。私も中・高生の頃はバッティングに自信がありましたが,どんなにがんばっても打撃の飛距離は80 mを超えることはありませんでした。ホームランを打つ能力のあるバッターは,近くで見ていてもスウィングの速さと打撃の時の勢いが段違いです。スポーツはどの種目もそうですが,先天的な身体能力の差が如実にパフォーマンスに現れるのだな,とあきらめ早々と野球から足を洗いました。