ハンガリー出身の劇作家Miklós Lászlóの原作:ミュージカル『She Loves Me』 | to-be-physically-activeのブログ

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 薮宏太さんが主演のミュージカル『She Loves Me』がシアター・クリエで上演されます。去年観劇した『Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat』がとてもよかったので,今回も期待したいと思います。もちろんヒロイン役を務めるのが綺咲愛里さんという点でも見逃せません。シアター・クリエのチケットは諦めましたが,6月の御園座公演を観ることにしました。

 ミュージカル『She Loves Me』は,Joe Masteroffの脚本,Jerry Bockの音楽,Sheldon Harnickの歌詞によるミュージカルです。原作は,ハンガリー出身の劇作家Miklós László(ミクローシュ・ラースロー,米国に帰化)による1937年の戯曲『Parfumerie(パフューメリー)』が初演で,『She Loves Me』は3度目の上演作となります。1940年の映画『The Shop Around the Corner』と1949年のミュージカル版『Good Old Summertime』が先行作品として知られています(翻案作品としては,1998年の映画『You've Got Mail』が著名です)。シアター・クリエ版は,荻田浩一さんが翻訳・訳詞・演出を担当されます。

物 語

 ブダペストの香水店の従業員ジョージと新人店員アマリアは,職場で常にいがみ合っているにもかかわらず,孤独な心を癒すためにペンパル募集を通じて知り合った秘密のペンフレンド同士であることをお互いに知りません。手紙を通じての心の交流が,実際の恋にどのように発展してゆくのでしょうか?

 

 1963年のブロードウェイでの公演はそれほど専門家による講評は芳しくなかったようですが,繰り返しリバイバル上演されることで徐々に評判となり,いわゆるカルト・クラシックなミュージカルとして現在まで受け継がれている作品とのことです。

 マッチアプリ全盛時代に文通を通じた出会いとは,なんともクラシックな恋物語ですが,手紙だからこそ相手を思いやる心が育まれるのでしょう。相手からの手紙を何度も読み返しながら,返事を書いたり消したりしているうちに冷静な気持ちで相手のことを考える気持ちが芽生える。そんな手紙のもつ不思議な力を再認識すべきなのかもしれません。

アマリアの歌うナンバーも何曲(♪)もあるので,綺咲愛里さんの歌でのチャレンジも楽しみです。

第一幕の楽曲リスト(オリジナル版)

"Prelude"/"Good Morning, Good Day" – Georg, Arpad, Sipos, Ilona & Kodaly

"Sounds While Selling" – Customers, Sipos, Kodaly & Georg

"Thank You, Madam" – Clerks

"Days Gone By" – Maraczek

"No More Candy" – Amalia♪

"Three Letters" – Amalia♪, Georg

"Tonight at Eight" – Georg

"I Don't Know His Name" – Amalia♪ & Ilona

"Perspective" – Sipos

"Goodbye Georg" – Customers & Clerks

"Will He Like Me?" – Amalia♪

"Ilona" – Kodaly, Arpad, & Sipos

"I Resolve" – Ilona

"A Romantic Atmosphere" – Maitre D'

"Tango Tragique" – Georg

"Mr. Nowack, Will You Please?" – Amalia♪ & Waiter

"Dear Friend" – Amalia♪