第百三十四章136)リスキリング:ベトナム語編119
<ベトナム人経営会社の専門業務支援㉔>
-リスキリングの習得科目選定のコツ-
..学ぶべき内容とその水準や条件
1)リモートワーク可能なスキルか?
遠隔勤務できるスキルが望ましい。
2)高額時給又は業務単位報酬制か?
最低実質2000~4000円レベル目標
3)成功報酬インセンティブ契約が有りか?
何等かの成果報酬条件契約がベスト
既存専門家依頼の時代からその専門業務の
内製化時代又は格安総合専門家依頼時代に
シフトすることになるでしょう。
従って、今後リスキリングに関しては下記
の①②③をベースに④⑤のスキルが必要と
なるでしょう。
①基礎知識と実務スキル
②アプリ選択スキル
③入力指導スキル
④提出先調整スキル
⑤その証明と売込みスキル
*履歴書の書き方は既存のものではダメな
時代が到来しています。経営者の心に直接
訴える履歴書の書き方が必要です。即ち、
単に資格の取得や学歴を羅列する履歴書は
時代遅れということです。その会社の利益
に直接結びつく履歴書の書き方が必要な時
代が到来したのです。尚特に高齢者や現在
特別なスキルがまだ少ない方で、就活や副
業先が中小企業の場合に特に有効です。
-筆者おすすめの既存資格事例-
①日商簿記3級
②販売士2級3級
③英検2級3級
④その他数学系情報系資格
(例)X線作業主任者..
..青字の資格が筆者の有する資格
-リスキリングによる新ビジネスモデル-
..後述。
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第百三十三章135)リスキリング:ベトナム語編118
<ベトナム人経営会社の専門業務支援㉓>
-リスキリングの新分類法-
..マイナスコストからの分類法
1)経費が削減できる(販管費全般)
➡外注費のカットができるか?➡内製化?
➡予算化しているか? ➡進捗管理は?
2)原価が削減できる(仕入原価削減)
➡原価削減技術(例:オークション方式)
➡仕入先へのインセンティブ契約又は
仕入先への逆インセンティブ契約
3)あらゆる業務を高速化できる
➡2人仕事を1人仕事にできるような場合
➡業務の兼務化可能な高速度業務処理法
➡高速化ツールや高速化サービス導入
*従業員多機能化のためのリスキリング
...プラスセールからの分類法
1)新販促法による売上増大策
チラシ/DM➡SNS広告➡マッチングサイト構築
2)新市場法による売上増大(言語・国..)
ベトナム➡フィリピン➡スペイン..
3)新商品法による売上増大策
食品➡中古ブランド➡人材発掘➡アプリソフト
4)新販売経路での売上増大策
小売➡卸売➡製造...
5)新ビジネスモデルでの売上増大策
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第百三十二章134)リスキリング:ベトナム語編117
<ベトナム人経営会社の専門業務支援㉒>
-現状でベトナム語を必要とする理由-
1)当社の場合、顧客層がベトナム人である
2)当社の場合、従業員がベトナム人である
3)商品やサービスがベトナムと関係がある
4)商品及びサービスがベトナム経由である
5)ベトナム人インフルエンサー必要な業界
-在留ベトナム人と日本人スキルの差-
1)ベトナム語できる日本人が非常に少ない
日本語ができるベトナム人と、ベトナム
語できる日本人の比率は、999対1程度。
2)ベトナム法律に精通の日本人材が少ない
3)日本法に精通しているベトナム人少ない
その結果、多くの在留ベトナム人が母国人と
日本人に騙されているケースが多い。その典
型が技能実習生。騙す方の日本人側は、協同
組合及び仕業と称する専門家達である。
-人件費の外注化と専門業務の内製化-
今後は、
①人件費の外注化現象
➡自社雇用ではなくて業務委託する
➡時間単位業務から件数単位業務へ
②専門業務内製化現象
➡専門家への外注費を削減すること
➡税理士/社労士/行政書士/司法書士
の両方が並行して起きるでしょう。
その根拠は、
①では、「社会保険の加入条件の規制強化」
により、正社員を増やせなくなる。
②では、「昨今の徹底したIT化情報化現象」
により、(格安の専門アプリの登場と行政
側でのデジタル申請化の波の到来による。
実際、少なくとも中小規模事業者の場合は、
専門の仕業家達への外注依頼が不要となり
つつある。これに代わって必要なのは、こ
のようなアプリやソフトを使いこなせる人
材ということになる。ここで新しいスキルを
身につけた人材=リスキリング人材が必要
なる。
そして、そのための教材開発とサービスの
提供が筆者の目標である。
結局、今後特に中小企業の場合、この①②
を徹底して改善しないと利益が出なくなる
からです。
①の問題は、徹底した外注化により解決。
②の問題は、自社でIT人材を確保することで
解決することが可能です。
尚、社員業務の外注化とIT人材による内製化
と言うと一見、相反する課題に見えますが、
そうでもありません。しかし、そのような現
象が進むとすると、結局のところ、業務受託
する側も社員でIT業務を行う側も、徹底した
リスキリングにより、「多機能化・高速化」
が求められることになります。
別の言葉で言うと、中途半場な専門家経験者
は不要な時代になるというこです。そして、
そこにこそ、リスキリングとして、今貴方は
何をすべきかのヒントがあるでしょう。
そして、この①と②の両方に関係したスキル
を有することで高齢者も中高年者も中途退職
者の第二第三の人生を切り開くことが可能と
なるでしょう。
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第百三十一章133)リスキリング:ベトナム語編116
<ベトナム人経営会社の専門業務支援㉑>
..企業側からリスキリング人材の登用の条件..
○新社会保険の強制加入条件からの考察
企業側の現況として正社員を増やせない事情
...2024年10月より従業員51人以上を有する
雇用する企業の場合、
①2ヶ月以上の雇用予定で
②週20時間以上勤務する
③月額賃金が8.8万円以上
の従業員を雇用する場合、パートアルバイト
であっても、社会保険の加入が必要です。
このことは、企業側にとっても従業員側にと
っても、大問題となります。その理由はこの
条件を満たす場合、今までなら社会保険加入
不要のパートアルバイト従業員に対して会社
がその社会保険料を払うことになるからです。
通常、その負担額は給与支給額の2割近い金額
となります。一方、従業員側も同じ負担率とな
るため、従業員側はそのような会社には応募し
なくなるでしょう。50人以下の規模の会社に
しか応募しなくなる可能性が大です。
そうなると今後は、雇用側も従業員側も次のよ
うな契約となって行くでしょう。雇用契約では
なくて、「業務委託契約」即ち、外注契約とな
るでしょう。そうすることで、双方共に2割の
社会保険負担を避けることができるからです。
このようなことも踏まえて、改めてリスキリン
グの有り方を再考察してみましょう。
<会社に対する貢献度の基準>
1)売上高、粗利高、営業利益高、税引後純利益、
資金繰りへの貢献が可視化できるスキルを有し
ている個人外注先又は従業員であるかどうか
2)これを別の角度で解説すると...
①各経費節減のスキルの有無とその程度
②売上増大可能スキルの有無とその程度
③仕入額の減額スキルの有無とその程度
④節税に関するスキルの有無とその程度
⑤資金繰り関係スキルの有無とその程度
を証明できるスキルである必要があります。
3)そしてこの目的のためには、個人のスキル
A)多機能化
B)高速度化
C)専門化度
が問われることになるでしょう。
4)そのために必要な機能=スキルとしては、
a.情報技術系スキル(情報)
b.人脈開発系スキル(ヒト)
c.財務金融系スキル(カネ)
e.知的財産系スキル(アイデア)
などがあります。