8月31日、高石市に行って来ました。
依頼者は、リピーターのOさんです。
現場は、Oさんの実家の敷地内です。
前回、ここで子猫4匹の保護が完了したのですが、今回のターゲットは、保護をした4匹の茶トラ母猫さんです。
この母猫さんは、TNRの予定です。
私は、10時前にOさんの現場へ到着しました。
Oさんと打ち合わせ通りに段取りを済ませて、待機しました。
今回のターゲット以外の他の猫さんたちが、入れ替わり立ち代わり、敷地内にご飯を食べにやって来ました。
しかし、茶トラ母猫さんは、現れません。
私は、さらに待機しました。
正午になり、さらに時間が経過しました。
それでも茶トラ猫さんは、現れません。
17時になりました。
ようやく茶トラ猫さんが姿を見せてくれました。
しかし、すぐにどこかへ行ってしまいました。
19時半になりました。
私たちは、茶トラ猫さんの捕獲を次回に持ち越す相談をし、Oさんは、帰り支度を始められました。
と、その時です。
なんと、ターゲットが仕掛けに入り、ご飯を食べていたのです!
ロックしました。
茶トラ母猫さんは、最後の最後に仕掛けに入ってくれたのです。
Oさんは、とても喜んで下さいました。
私は、その後、茶トラ猫さんをOさんの指定の病院に搬送しました。
Oさん、長時間、お疲れ様でした。
ところが、これで一件落着と思ったのもつかの間、茶トラ母猫さんの搬送途中に私のスマホが鳴りました。
電話の主は、ヘビーリピーターのHさんで、「緊急事態発生です。」とおっしゃいました。
月齢1ヵ月半ほどのムギワラ子猫さんがある駐車場に駐車している車のエンジンルームに出たり入ったりしている真っ最中とのことでした。
さらに、「ムギワラ子猫を発見した方が、この子をお家に入れたいとおっしゃっています。」と続けられました。
私は、茶トラ母猫さんを病院に届け、そのまま大急ぎで子猫が居る城東区の現場へ向かいました。
私が現場に到着した時、すでにムギワラ子猫さんは、駐車場から出て、付近の民家のシャッターなしガレージに移動していました。
私に子猫の姿は見えませんでしたが、周囲に響き渡る大きな声で鳴いていました。
捕獲が完了しました。
すぐに子猫を発見された方の旦那さんもいらっしゃり、ケージ内のムギワラ子猫をご覧になって、とても嬉しそうになさっていました。
「本当に子猫と一緒に暮らしたかったんだなぁ。」という心の声が聞こえそうな様子で、微笑みながら、ずっと子猫を眺めていらっしゃいました(^_^)
ムギワラちゃん、幸せになってね。