こんにちは。中川理です。
ここ数ヵ月、複数の滞納者への対応が続いています。
ざっくりいえば、どの滞納者も、
・コロナ禍による失業
・昨今の物価高で生活が厳しい
を理由に挙げてくるのですが、まあどの人たちも「他人のせい」にしたがるのが好きですね。
気の毒な事情は理解しますが、だからといって滞納が許されるわけではないし、大人であれば自分でなんとかするしかない。
自力ではどうにもならないなら、親族などに頼るか、それもできないなら公的支援や生活保護を申請するしかないわけですよ。
で、それすらもしない結果、どうなっているのか?
滞納家賃は誰が負担(立て替えている)のか?
これは、赤の他人、私人(民間企業)のオーナーなわけです。
つまり、滞納者が身内に迷惑かけたくないとか、生活保護を申請したくないとか言ってる結果、オーナーだけが迷惑を受けているわけですね。
オーナーからすれば、家賃滞納は毎日食い逃げされているようなものですから、堪ったものではありません。
滞納されても金融機関への返済は待ってもらえないし、何なら滞納家賃に税金までかかります
まあ、そんな正論を返しても逆恨みされるのがオチだろうから、言いませんけどね
一人は、1ヵ月以内の滞納をちょくちょく繰り返すタイプ。
とうとう電話にも出なくなったので緊急連絡先の実家に連絡したところ、ピタリと滞納が止まりました。
ご両親はしきりに、「うちの子が滞納なんてするはずがない」「一流の大学院を出てるんですよ」とか意味の分からないことを言ってましたが、親子でどんなやり取りがあったのでしょうか・・・。(同じ子を持つ親としても、この親の発言には理解不能です・・・)
ちなみに、本人はもちろん、ご両親からもお詫びの連絡は一切ありません。
もう一人も、1ヵ月以内の滞納を繰り返すタイプでしたが、ある時期から電話に出なくなっていました。
不幸中の幸いは、こちらは実家が緊急連絡先ではなく、連帯保証人になっていたこと。
滞納と連絡難が続くようであれば実家に請求書を送ることを伝えたところ、翌日に本人から過去滞納分の支払いがありました。
大家に迷惑をかけるのはよくても、実家に迷惑はかけたくないという思考なんでしょうか・・・。
さらにもう一人。
こちらは保証会社に入っていたので、粛々と退去勧告をしていたのですが、「弁護士に相談する」と言い出したと保証会社より連絡がありました
あえて裁判に持ち込んでギリギリまで粘るつもりなんでしょうか??
保証会社の人曰く、「弁護士に相談する」は滞納者がよく使うフレーズで、殆どの場合は「苦し紛れに言ってるだけ」なんだとか。
で、弁護士に相談した結果なのかは分かりませんが、この方は年末退去の方向で話が進んだそうです。
これまでの滞納分、違約金、原状回復費用はほぼ保証会社から出ますし、ちょうど繁忙期前の退去なので、タイミングとしては悪くありません。
あとは、本当に期限どおりに退去してくれるのか、残置物を大量に残したりしないかなどに注意ですね。
・・・さすがに大家業を15年くらいやっていると、滞納督促や保証会社との連携にも慣れてきたかもしれません。
初めて滞納督促したころは、滞納者の発言を真に受けて、寄り添って、そして裏切られまくってきたわけですが、「またこのパターンだな・・・」と思えるくらいには。。。(こんなのに慣れたくないけど)
自分で募集した入居者は保証会社必須にしていますが、オーナーチェンジで買った物件の古い入居者さんには保証会社なしの方もそれなりにいらっしゃいます。
もちろん殆どの場合はそれで問題ないわけですが、今回も保証会社ありの3人目の対応は他2人と比べて圧倒的に楽だったし、金銭的な被害も少ないので、やはり保証会社必須は譲れないなと感じた次第でした
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