あるよるのこと。

おつきさまが、まんまるに光っていました。

「うらめしや〜」

ふわふわと、ちいさな幽霊があらわれました。


でも……この幽霊、ちょっとへん。

なんと、シーツをかぶるのをまちがえて、

カーテンをかぶっていたのです!

「うらめし……あれ? すけないぞ?」

そこへ、どしん! ばたん!

大きな化け物がやってきました。

「がおー! おれさまは、こわいぞー!」


でも……この化け物もへんてこりん。

こわい顔をしようとして、

目がより目になってしまいました。

「がおお……あれ? みんなわらってる?」

「うらめしや〜」

「がおー!」

ふたりは同時におどかそうとしましたが……

子どもたちは大笑い。


「へんなおばけ!」

「おかしなばけもの!」

幽霊と化け物は、かおを見合わせました。

「ぼくたち……ぜんぜんこわくないね」

「そうだな。じゃあ、いっしょにあそぼう!」

こうして、幽霊と化け物は、

子どもたちとおにごっこをしたり、かくれんぼをしたり。

「うらめしや!」といいながら、

かくれんぼでみつかったり。

「がおー!」とさけんで、

おにごっこでつかまえたり。


夜の公園には、わらい声がいっぱい。

幽霊も化け物も、子どもたちも、

ぜんぶいっしょに

「わっはっは!」


おわり